2011/01/28(金)06:03
山の樹木を覚えようか 11 アズキナシ(小豆梨)
嬬恋インタープリター会 冬山の自然解説
嬬恋インタープリター会は名前の通り
嬬恋村の自然や文化、歴史などを分かりやすく解説し伝える人達の集まり
登山のガイドなども行いますが
団体や個人の依頼ガイドでなければ破格のガイド料で登山ガイドや自然解説を行っている
そんな自然解説のひとつを紹介します。
この大きな木は「アズキナシ」
冬にアズキナシの成木を一眼で見分けられる人は、かなりの樹木通
葉や、花、若枝、幼木時の幹などが見られれば見分けがつきますが
特にこの老木では見分けが付きにくいですね
小豆ぐらいの大きさの梨のような実を付けるのでアズキナシと呼ばれます
実は熟すと赤くなり見事に木、全体を赤く染めますし
花も6月ごろ白い花が満開になると白く染めます
また、「ハカリメ(秤目)」という別名もあり
葉の等間隔の側脈が、物差しの目盛りを連想させること
幼木の幹と、生木の枝の表面に菱形の模様が「秤の目」に似ていると
諸説あります
アズキナシの材は、熱に強く狂いも少ないことから囲炉裏の縁に使われ炉縁縁(ろえんぶち)と呼ばれます。
生木で直径20cmから40cm程の太さにになりますが
この木は80cm以上ある老木です
貝殻茸でしょうかサルノコシカケ科の腐食菌に置かされて
間もなく一生を終ろうとしています
6月ごろまた此処に訪れて
まだ花を付ける力が残っているか見てみたいですね。
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『あなたに、まだ、見せてない風景があります』嬬恋村インタープリター会
みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ
身近な自然の中で生きものを見つけ、その体験を通して生命の大切さに気づき、豊かな感性を育む・・・
私たち「赤城姫を愛する集まり」は、この貴重なヒメギフチョウがいつまでも赤城山に舞い続けられる事を願う者の集まりです
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