2012/09/07(金)06:13
山には蝶がいっぱい 16 コチャバネセセリ(小茶羽セセリ)
幼虫での見分けは難しい
先日の自然解説ガイドの時、参加してくれた8歳のO君が
笹の葉にいる幼虫を見付け「これ何の幼虫?」と聞かれた
「んー」
笹が食草・・・ゴイシシジミじゃないし・・・
「分からないけど、何かの蝶の幼虫だな。」
湿原でスズメガの幼虫は不思議と良く見るのだけれど
これは初めて
家へ帰って調べると、コチャバネセセリの幼虫ということが分かった
以前のブログ記事で成虫は紹介していて
「幼虫の食草はタケ科植物で、主にササ・タケ類の葉を食べて育つ。」、「笹の葉の表面を内側にして葉を筒状に巻いて巣を作る。」と記載していた。
フィールドばかりでなくしっかり勉強しなくては・・・。
でもこういう失敗って、記憶に残るんだよな。(笑)
コチャバネセセリ(小茶羽セセリ)
●学名 : Thoressa varia
●目名 : チョウ目
●科名 : アゲハチョウ科
●属名 : セセリチョウ科
●名の由来 : 翅が短い茶色のセセリ蝶だから。
●特性 :・北海道、本州、四国、九州の離島を除く低地から山地にかけて分布する普通種。
・春先にいちはやく発生し、ハエのように直線的に飛び、翅長が短めなことと、翅に入る白紋で見分けられる。
・雌雄では地色や斑紋に差異はないが、オスは前翅中央付近に黒色帯が入り、メスは入らない。
・花で吸蜜する。地上で吸水したり、動物の糞にやってくることも多い。
・幼虫の食草はタケ科植物で、主にササ・タケ類の葉を食べて育つ。
・笹の葉の表面を内側にして葉を筒状に巻いて巣を作る。
・越冬期になると巣にした葉の主脈を切って地上に落とし、その中で何も食べずに越冬し、早春に蛹化・羽化する。
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自然に触れ、自然を学ぶ、嬬恋軽井沢自然倶楽部
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