アウトドアの交差点

2013/05/30(木)05:20

ニホンジカの食害と尾瀬ヶ原の現状(尾瀬ヶ原水芭蕉と満月ウォーク)

尾瀬(436)

自然との調和は難しい  4月18日(木)~5月31日(金)の間で、ニホンジカによる植生被害が深刻な状況にある尾瀬国立公園及び丸沼周辺地域において、下記の通りニホンジカの捕獲作業が行われています。  『尾瀬ヶ原水芭蕉と満月ウォーク』でニホンジカの食害と尾瀬ヶ原の現状を解説しました。  尾瀬では1990年代半ばにシカの生息が確認されて以来、ニッコウキスゲ、ミツガシワなどの湿原の植物や、森林内の植物への被害が見られるようになりました。  ニホンジカは豪雪地域の尾瀬には夏場のわずかな時期にだけやって来るか、越冬する場所が遠方のために全く生息していないと考えられてきました。  しかし、少雪や、猟師の減少、天敵の絶滅、里での生活場所が狭くなるにつれ、尾瀬で見られるニホンジカの数は増加傾向にあります。  ニホンジカは食べた植物を反すうすることで、湿原の植物や樹皮を食べることができるため、尾瀬の生態系を乱すことが問題視されています。  ニホンジカは主に薄明薄暮性と言われていますが、夜行性と言えるほど夜にも行動します。  そこで早朝、日の出直後が野性動物の痕跡を探しやすい  湿原で地面を掘って植物の根を食べたり      掘り起こした根が木道に引っ掻かていたり      蹄の跡がくっきり残っていたり      水芭蕉を食い荒らした跡を見付けたり      足跡を観察したり      白いお尻を      「痒いの~」と木道にお尻を擦りつけたのか白い毛が落ちていたり      木道の上を横断した足跡を見付けたり      そして本物のニホンジカに遭遇したり(双眼鏡による コリメート撮影、この日4頭のニホンジカに遭遇)      さまざまなニホンジカの生態に触れることができました。  尾瀬ヶ原で野性動物の生息を実感するには山小屋に泊り、動物の活動時間に合わせてそっと会いに行くことが合理的ですが、暗闇での行動や野性動物との遭遇にはリスクを伴うので、現地の地理を熟知し、野性動物の生態生態を理解した経験の豊富なガイドか研究者、専門家と行動することが必要です。       みんなの尾瀬を  みんなで守り  みんなで楽しむ        ------------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、尾瀬トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 自然に触れ、自然を学ぶ、嬬恋軽井沢自然倶楽部 みんなの尾瀬を  みんなで守り  みんなで楽しむ 身近な自然の中で生きものを見つけ、その体験を通して生命の大切さに気づき、豊かな感性を育む・・・ 私たち「赤城姫を愛する集まり」は、この貴重なヒメギフチョウがいつまでも赤城山に舞い続けられる事を願う者の集まりです このブログのホームに戻る

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