未来の私に会うために

2008/04/23(水)01:31

正義について

日々思うこと(187)

今日の光市の事件の判決を聞いて、また本村さんの会見を見聞きして胸を洗われる思いがした人はたくさんいるだろう。最愛の妻や子供を奪われて苦しい限りの9年間だったと思うが、彼の言葉を聞いていて本当の正義はこの人の中にあると思った。正義とはいったいなんだろう、この事件に対する裁判のたどってきた道には裁判の正義が揺らぐような不可思議なことが多かった。上告が棄却されたり、認められて差し戻しになったり、6年半前と打って変わって荒唐無稽な供述をしたという被告の心変わりや異様な弁護団など。。。その間この若い被害者の夫は冷静だが情熱を持って、しかも論理的に、問題点と向かい合ってきたのだと思う。正義は何んだろうと。命を奪われたものが命をとることによって救われるかどうかは心の葛藤があるだろう。被告は起こした罪だけでなく、周りのものにまでこの様な葛藤を生まれさすことで、二重に罪深い。それゆえ本村さんも極刑を望みながら、重い判決といわれているのだろう。死刑判決など生まれない様な社会を望むと。。とても高邁な正義感の持ち主だと思った。この気持ちや苦しみを被告も真摯に受け止めてほしい。彼の様な立派な若者がいる日本はまだまだ捨てたもんじゃないと思った。

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