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カテゴリ:日本語教官
昨日、いきなり知らない人からメールが来た。
「私は今年1年に登録した学生です。登録期間にパリにいなかったため先生の授業に登録できなかった。私を登録しておいてください。登録したという御連絡もお願いします。どうも。」 図々しい学生だ。パリにいなかった理由は挙げていなかったがどうせバカンスに行っていて登録できなかったに決まっている。私のメールアドレスは、学部事務局から得たにまず間違いないので、早速、学部事務局に「メールアドレスも含めて私の連絡先は学生にあげないでね♪」とメールを送る。 何百人もいる学生が、みな、自分がバカンスだの家が遠いだの面倒くさかったからだの、という理由で、私にこうした雑用を押しつけてきたらたまらない。しかも、私の授業に登録済の学生のリストを貰ったが、既に「こんなに沢山どうやったらあの教室に入るのか?」という人数なのである。これ以上一人でも増えてたまるものか。しかもこういう自己中な学生は、つけた成績が気に入らないだの他のことでもいろいろ要求が高いに違いないのである。 ということで学生のメールはゴミ箱へポイッ♪ ところが、さっき学部長から全員にメールが回ってきた。 「授業に登録できなかったという1年生から何人も相談を受けている。皆さん、人数オーバーでも、悪いが、とりあえず最初は受け入れてやってほしい。etc. etc.」 仕方ない。このメールの「返事をくれ」云々は無視り、授業に直接来た場合はとりあえず追い出さないということにしておこう。 今後もいちいち学生がこんなメールを送って(友達じゃあるまいし)登録代行を依頼してきたらたまらない。 昨年は、ロッカーに「家が遠いから教材を送ってくれ」と学生のお願いの手紙が投げ込んであったので、親切に送った上に、学生の希望通り「送ったゾー」と連絡メールまで入れてあげたことがあった。しかし、お礼の一言すらなかった。そのかわり、その後、続々とそういう依頼をする学生が現れ、ついには他の教官の授業の資料まで私のところに要求しにくる学生も出てきた。それ以来、自衛のためにも、こういう個々の学生のお願いには応じないことにしてあるのである。 このように、心のひねくれた鬼教官とは、図々しい学生たちにより作られていくものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月31日 05時39分37秒
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