FOVEON健在なのだ。



シグマから予告されていた新型デジタル一眼レフカメラ「SD14」（写真上）が遂に発表！　もちろん、R、G、Bの３つの色をそれぞれの層で取り込むことができる合計1406万画素のFOVEONプロセッサを搭載。また、明るく見やすい98％高視野プリズムファインダー、GN11内蔵フラッシュ、AF5点測距、2.5型・約15万画素液晶モニタを搭載。今回はjpegでの撮影も可能となった。シグマのデジイチは何よりもFOVEONの画質再現性の高さが魅力。前モデル「SD10」も、その点には定評があった。ただその他様々な使い勝手に不満をもつファンがいたのだが、今回はそれらの点を大幅に改善しつつ、性能をアップさせてきた様子。シグマはただのレンズメーカーではなくカメラメーカーなのだと言わんばかりの新型。けどやっぱり今のところマニアックなだけに、売れるかどうかは別なのだが。

また同時に「SD14」と全く同じ合計1406万画素の大型FOVEONプロセッサを搭載したコンパクトデジタルカメラ「DP1」がフォトキナで参考出品された。おいらとしてはこちらに興味津々だ。新開発画像処理エンジン”True”を搭載し、16.6mm(28mm相当の画角）F4レンズを搭載。視野率100％の2.5型大型TFT LCDモニタも搭載している。FOVEONプロセッサが吐き出す、１枚板のカメラとは全く違うディテールの鋭い映像をコンパクトカメラで楽しめるのだ。しかもズームではなく28mmの単焦点レンズを積んできているあたり、かなり画質にこだわっているようで素晴らしいぞ。カメラへの思いやこだわりは、リコーの「GR DIGITAL」にそっくりだ。いや、一眼レフのセンサーをまんま積むのだから、こだわりはそれ以上。ルックスもなかなかクラシカルでスタイリッシュでカッコイイ。いくらいくらいだろう。８万くらいかな。いや、10万円は超えるかな。

★SIGMA SD14プレスリリース
★SIGMA DP1プレスリリース