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長い間使っていたスライサーが、先日潰れてしまった。スライスの厚さ薄さを微調節できる優れものだったが、積年の酷使に耐えかねたのだろう。使わない日は皆無という程の愛用で、このスライサーからは、小蕪の甘酢漬けを始めとして随分色々な料理に役だってくれた。男の素人手料理は道具に依存しても
良いから 続ける事を心掛けている。 代替えスライサーを 薦める人有って大丸前の東急ハンズ迄買求めに出掛けた。調理器具と言うモノは 一旦買求めて使いだすと 自分の手に道具が馴染んできて、新製品が出たからと言って新しいモノに買い替える事はしないのではと思う。 スライサーは使用目的によって何種類か持っているが、巾が狭かったり 使い勝手が常用と変わると何となく扱いかねてしまうからお気にいりばかりを使っていて 微調節する板の部分が潰れた。 新しく買い求めたのは、刃がチタン合金で出来ていて十年間は錆びないと堅牢性を謳っている。この錆が出ないという十年間の保証された期限を過ぎた時 柳居子はもう八十歳半ば 料理を作ることももう卒業しているかも知れないし 先ずこの世に居られるかどうかも定かで無い。新しいスライサー絶対錆びないという十年は我々の世代此の先と考えた時 僅か3650日しかない。刻み続ける事が止まるのは何時の事か そう云う事を考えるのだ。 東急ハンズの売り場に出掛けて、時代遅れと感じた事は、新発売という表示が全く見当たらない事だ。我々が消費の第一線 最前線の時代は 新製品・新発売が大きなセールス・ポイントだったが 今はそう云う時代では無い事を感じる。新発売で踊る若者は極一部の商品を除いて、差し当たって今何が要るかを殆ど感じないのかも知れない。長く日本経済のけん引役でも有った 『戦略的陳腐化作戦』旧式は捨てて新しいものを使いましょうの時代は終わったのかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.04.21 07:08:01
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