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柳居子@ Re[1]:イチローの時代(03/23) クサマサコさんへ 日本人の気質そのものは…
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2019.03.23
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引退を表明したイチローが、不世出 滅多に世に出ない大選手であることは、誰一人異論はない。年齢による衰え限界は、人皆等しくやって来る。現役中にも取沙汰されていた 国民栄誉賞も現実味を帯びてくる。

 日本の球界で、連続七年間首位打者の栄に輝き、活躍の舞台狭しと大リーグ入りして、彼の地でも歴史に残る記録を残した事。又ともすればホームランがアメリカ好みの打の本筋と思われていた野球観を根底から覆した安打製造機と、鉄壁の守り 走者を刺す正確無比な投球は語り草となる。

 イチロー選手が辿りきた道 国内での活躍 大リーグでの活躍 折々ふれて彼の言動や諸々は、平均的な日本人とは大きくかけ離れているのだが、名こそ知られては居ないが、野球以外の世界でもイチロー選手にひけを取らない日本人の活躍は、世界で認められている様に思う。

 イチロー選手の引退の報に接して、何の命脈も無くふと思い出した人が居る。
二十七歳で自栽してもう五十年になる泉下の人。『円谷幸吉』という名を知る人は もう一定の年齢以上の人かも知れないが、彼が東京オリンピックの華 マラソンに出場して 伝説の人エチオピアの『アべべ・ビキラ』のすぐ後に 国立競技場のコール目指して入って来て、競技場内のトラックで、後続の英国選手ヒートリー選手に抜かれゴールへは三着でだつたが栄光の胴メタル。しかし悲劇はこの時に始まった。

 真面目な性格 勤勉 練習のオーバーワークの影響か 両足を傷め 中々順調に回復せず焦燥感に駆られる。彼の職が自衛官と言う事も大きく影響しているかも知れないが、東京オリンピックが銅なら次は金か銀と言うのが彼に課せられた。自衛隊即ち国が下した命令の様に彼は受け留めたと考えられる。結婚に付いても五輪で結果を出してからと言う様な話も伝わっている・
 国民も少なからず彼のメキシコ五輪での活躍を期待していた。期待に叶う事が絶対無理と思った時 彼は東京オリンピックで授与された銅メタルを首に掛け 自ら頸動脈を切って果てた。残された遺書は、精神分析の専門が見れば何某の評が有ると思うが、日の丸・君が代に押し潰されたその時代の若者の葛藤の最期のメッセージと受け取る事が出来ると思う。没後五十年の節目の年 遺書の全文を載せるのもその時代を知る手がかり 多少とも供養にもなると思うので全文を掲載する。

遺書の全文

父上様母上様 三日とろろ美味しうございました。干し柿 もちも美味しうございました。
敏雄兄姉上様 おすし美味しうございました。
勝美兄姉上様 ブドウ酒 リンゴ美味しうございました。
巌兄姉上様 しそめし 南ばんづけ美味しうございました。
喜久造兄姉上様 ブドウ液 養命酒美味しうございました。又いつも洗濯ありがとうございました。
幸造兄姉上様 往復車に便乗さして戴き有難とうございました。モンゴいか美味しうございました。
正男兄姉上様お気を煩わして大変申し訳ありませんでした。
幸雄君、秀雄君、幹雄君、敏子ちゃん、ひで子ちゃん、
良介君、敬久君、みよ子ちゃん、ゆき江ちゃん、
光江ちゃん、彰君、芳幸君、恵子ちゃん、
幸栄君、裕ちゃん、キーちゃん、正嗣君、
立派な人になってください。
父上様母上様 幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません。
何卒 お許し下さい。
気が休まる事なく御苦労、御心配をお掛け致し申し訳ありません。
幸吉は父母上様の側で暮しとうございました。

 円谷幸吉とイチローとを 並べ比べる事が目的では無い。円谷が自衛隊員であることを差し引いても その時代の物事の考え方とか捉え方と、イチローの考え方 物事の処し方の違いが、時代の流れ 日本人の考え方の変化と読み取る事が出来るのかも知れない イチローの時代である。

 東京オリンピックの時、日本人選手が表彰台中央で 日章旗が上がり 君が代の演奏に 大いに感激した。柳居子はその時代に属するのだろう。






Last updated  2019.03.23 13:23:56
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Re:イチローの時代(03/23)   クサマサコ さん
仰せの通りと感じ入りました。
円谷氏を思うと今も泣けてきます。
遺書は、詩としても極上のものでありました。
ものを書くものの手本です。
有難うございました。 (2019.03.24 21:24:45)

Re[1]:イチローの時代(03/23)   柳居子 さん
クサマサコさんへ
日本人の気質そのものは変わっては居ないと思いますが。国の代表 国の栄誉の爲と言う様な拘りは、無くなってきた様に思います。 何時もご披見頂いている様で有り難うございます。 (2019.03.25 17:25:23)


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