2645552 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

柳居子徒然

柳居子徒然

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

柳居子

柳居子

Calendar

Favorite Blog

春を詠んだ過去の作品 New! しぐれ茶屋おりくさん

Comments

柳居子@ Re:経験と初体験(01/25) 一夏の経験 https://www.bing.com/videos…
柳英治@ Re:風雪ながれ旅 解題(04/28) 「とおる」は、「徹」では?
もも2535@ Re:一年一度の 贅沢朝食(08/20) 素敵な会合ですね。私も錦市場の「のと与…
柳居子@ Re:祖霊の送り火(08/19) 大勢の人が 使うようになると 本来の意…
もも2535@ Re:祖霊の送り火(08/19) 私も結婚して京都に来るまでは関東の人間…

Freepage List

Headline News

2019.09.13
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
 社会規範とすべき法なり決め事が、厳格で微細に渡って張り巡らされると。正しい規律の整った社会が実現するのか、実現の道を辿るのか? と言うと必ずしもそうでは無いと思う。

 規範・規律の強制と言うのは、制限を加えないと世の中が混乱するからという必然性と考える。其れはどちらかと言うと、為政者の立場に立った視点。本当はそう云う取り決めや言われるまでも無くても 人々が己の良心に従って、正しい・悪しきの判断が付けば、法は 出来るだけなだらかな申し合わせの様な事で足るのだが 現実はそう云う訳にはいかない。

 法三章と言われる 漢の高祖の 殺人・傷害・窃盗の三章だけの罰則を布告して有名になった話は、史記の高祖本記に載っているのだが、其の三章を発布する前段の秦の圧政をの事を語らずして 法三章の本当の意味・目的は判らない。 秦の時代 帝に背く様な事が有れば一族殺戮 僅かな発言でも棄民として身分を落し込むという恐怖政治 其処へ沛公(高祖)が乗り込んで 人を殺せば死刑 傷害と窃盗は其の程度によって罰が下される。その他の諸々は秦の事例に倣うという布告を出した。

 一族連座と言うのは 日本でも豊臣秀次の一族を賀茂の川原で処刑して、其の跡地に建った瑞泉寺ガ菩提を弔っているという事例が有るが 一族連座と言うのは 傅かせる(かしずく)という事に付いては、一番効果のある方法だったのかも知れない。

秦国に住む人の民心を集める爲 高祖は この法三章を掲げた事に対して、多くの事が 酒や貢物を差し出したが -、其れも受け取らなかったという。法三章も、権力を得る前段の戦略の一つと捉えると すこし評価も変わってくると思う。

我国の法と云うのは、天下万民の顔が建つように精巧に出来ている様に思う。駄目が仮に出たとしても 救済の道が準備されている。ザル法と云われる由縁でもある。天下万民を振りかざせば何事も通る様に思う事がある。

殆どの庶民は、殺人や生涯・窃盗とは関係の無い生活を送っている、しかし重大犯罪を起こした者の一族と言うのは 住んでいたところから逃れ 起こした事件とは何等関係なくとも 世間から消えたような生活をする。
秦や漢の時代も今も、左程人々の営みが変って来たとは思えないのだ、





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019.09.13 10:34:19
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.