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始発のバスに乗って 一頻り一日の仕事を終えて、午後八時頃に自宅に帰着すると、何となく体力を使い果たしたという気分になる。 一旦横になって一休みしてから、食事・風呂になるのだが、食事風呂抜きで、そのまま寝入ってしまう事も有る。
先日の遠出の時も、往路は年若い(柳居子より)女性の介護付の様な道行 連れて行って貰った。 体力・気力の衰えは皆一定の年齢以上になるとやって来る 若い時と同じと思ってはいけない。 病伏しても完全復旧は無いと思わねばならない。 母親は卓越したリアリストだった。四十年近く前 未だ母が六十歳台のある日 店の掃除を一人で頑張ってくれていた時、 何かの拍子に肘をしこたま打った。直ぐに近くの整形外科へ行き 処置をして貰った。服薬は無く 暫く通って下さいという処方。 真面目に欠かさず通っていたが、肘が「カックン」という音がするような違和感が何時までも引かなかった。通い始めて三カ月程経った時 『先生 この肘のカックンと音の出る様な感じは何時頃治りますか?』と整形外科医に尋ねた。先生曰く『ああ それはもう 余り気になさらない様に』と言われたそうだ。 翌日から病院通いはプツンと切れて出掛けなくなった。『毎日通っていたのに如何したの?』と聞くと『気になさらないでと云うのはもう治らないというご託宣 こういう体になったのだと思ったら 医者に儲けさす事も無い 無駄な時間や。』近所の医者だから 『先生に出逢ったら如何言うの?』と聞くと『先生のお看立て通り 気にしない事にしましたと言うわ。』母親の様な年寄ばかりだと 日本の医療事情も今よりは健全になると思うし『痛いのは誰も替わってくれへん。』母の言っていたこの言葉柳居子も最近よく使う。 抵抗出来ない経年劣化の身ではあるが 父柳居を越した事が有る、父が七十六歳の時 後継が居た事も有るが 完全に仕事は引退して 酒ばかり飲んでいた。柳居子はまだ現役 昨日はフランス人が来た、両親の居るボルドーの赤ワインの話で盛り上がった もう少し会話の質を高めたいと思い 47ヵ国対応の自働音声翻訳器を入手した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.04.03 10:29:28
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