柳居子徒然

2021/04/15(木)11:43

廻向と供養

 従妹が亡くなった主人の三回忌の廻向を予定していましたが、コロナの 事も有り 取り止めの報告と 粗供養ですがと、朝の珈琲屋のチケットを持って来て呉れた。 勝手知った親族同士 香典返しとかお祝い返しの品は、もう物が増えても使わないモノばかりだから、大分前から珈琲チケットと送る方 貰う方も決まっている。三回忌の廻向 粗供養 深い意味を考える事無く使っている言葉だが、意味が如何違うのか? 疑問を持ったのは何十年も前の事 判らない事は人に聞き教えて貰う事に何の躊躇いも持たなかったから、これは大事な客人でも有った仏教書専門店 其中堂 森崎新さんに聞くのが一番最短と思い 廻向と供養の違いをお尋ねした。 森崎さん曰く 『供養はなぁ 死んだ人やその他諸々の霊を慰める爲の営みと言うたらええのかな。対象人間に限定しない フグ供養とか 絹糸を吐き出す蚕供養 生命体では無い針供養も有名や 心に尊敬や感謝の念が出てくると、其れを形に著すのが供養と言うものだよ。』森崎師は、柳居子が 判り易い様に供養に付いての説明が終ると、廻向は 今は死んだ人の法事其の事を言い表すが サンスクリット語の事は省略して 変化させるとか 結果を出させる 向けると言う様な意味 又 自分の開いた悟りの境地を人に向けると言う様な意味が有る。判ったか?』と言われ   『解った様な気もするし 何もわかっていないという感じもします』と言うと  『到達点が無いから 何時までも続く そういうもんや』というご託宣  結局 廻向と供養の違いは、曖昧模糊 サンスクリット語を少し勉強すればその違いは判ると思うのだが、特別世渡りに必要な知識 求めねばならない事でも無いから ファジーな宗教用語とでもしておこう。 

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