柳居子徒然

2024/06/16(日)09:36

西陣の本

 観光ガイドを束ねる様な仕事をしている友人が、「西陣」の事を詳しく書いた本を 上梓出版する事になった。 下書き原稿を渡されて、何かご意見 アドバイスをと言われた。  『学術書では無いのだね?』と 尋ねた。学識の世界 教育の場で使われる書物と、一般庶民 読書好きという人を対象とする書物については。 最初の書き出しが大事だと 言っておいた  先ずタイトル 手に取って読もう 書店に並んだ場合 読者と執筆者との最初の接点 そして詠みだす 最初の書き出しも大事ではないかと思うよ。次に読み進む事に期待感 面白そうという最初のイメージを読者に植え付ける事 落語でいう 枕と言われる部分。  柳居子が 東京で五回 京都の話しをした時 其々の会の冒頭 この男のの話しを聞いてやろうと 胸襟を開いて貰う 扉を開く事が大事。 読者に媚びるのでは無く 楽しく読み進んで読了後 ああ 楽しかったとか 爲になったと言う様な感覚を持って貰うのは やはり筆力と言う事だろう  伝えたい情報は充分に出そろっている。 只 京都の西陣という限られたエリアを詳しく取り上げても 多くの読者が 面白いと認めるのは至難 先ず京都に於ける 西陣の立地とか 何故西陣の奈が今に伝わっているか 其の辺りが 落語の枕に相当するのかな   京都の出版社が 悉く出版を敬遠して 東京の出版社が受けてくれる事になったという。下書き原稿を見せて貰った手前 お金出してその本 買い求めようと思っている。

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