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ヴェネツィアの獅子たち

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Reiko Fujiwara Marini

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2008/03/08
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カテゴリ:見どころ
 アカデミア橋を過ぎ、グッゲンハイム美術館近くに
「ダリオ館」(カ・ダリオ)はあります。
 1487年に、ヴェネツィア政府の評議員であった
ジョヴァンニ・ダリオの依頼で、
建築家ピエトロ・ロンバルドが手がけた、
ルネサンス様式のファサードをもつ、色大理石が
とても美しい館です。

 この館は2年ほど前、アメリカ人企業家によって
たったの800万ユーロ(約12億8千万円)で
落札されました。
 大運河に面している上、この建物の歴史的価値を
考えると、市価の、おそらく10分の1程度の値段
だったと言えるでしょう。

 長い間買い手がつかず、素晴らしいルネサンスの宝が
15年以上ホコリだけを住人とし、最近ようやく決まった
取引は、破格の安さであったのには、訳があります。
 「ダリオ館」の、代々の所有者のほとんどが、なぜか
悲惨な死を遂げている、ヴェネツィア一の「呪われた館」
と言われているからです。

 1494年にジョヴァンニ・ダリオが亡くなった後
遺産として、娘夫婦に受け継がれます。
 しかし、夫婦は破産し、夫が刺されて亡くなった後
妻は自殺し、息子はクレタ島で戦死します。

 その後アルメニア人の富豪がこの館を買い取りますが
直後に破産。
 次の持ち主は、不倫スキャンダルを苦にして
愛人とともにこの館で自殺。
 次のアメリカ人の購入者は、ホモセクシャルであると
噂されることに耐えきれず、メキシコに逃避しますが
そこで愛人が自殺。
 次のイタリア人オーナーは、この館で同棲していた
クロアチア人の18歳の若者に、この館で殴殺され
この若者は殺人の後ロンドンに逃亡しますが、
そこで何者かに殺されています。

 悲劇はまだ続きます。(その2に続く)







Last updated  2008/03/08 05:43:08 PM
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