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カテゴリ:和装
超簡単、着物コートの作り方、ツイッターの方でちょっぴり好評でしたので縫い方と製図(型紙というべきか)をアップしておきます。
正当な着物コートではなく、ポンチョというか、ケープというか、マントと言うか・・・。 最近はやりの変形ショールをコートに応用してみました。 とにかく、着物にも洋服にも(ゴスロリにも)使えるコートを自作しましたので。 襟の形は3通り、バックスタイルも3通りになります。 必要なのは130センチ以上の幅の生地を130~150センチほど。 直線縫いだけで、型紙もいらないです。 多分ミシン縫いなら2時間あれば縫えると思います。 襟周りに毛糸のファーを取り付けたバージョンですが、着るとこんな感じ。 襟を丸くしてます。 こっちは襟を立ててきたバージョン。 前を留めるホックの位置を調節するだけで襟の形を変えられます。 同じように、着物の襟合わせ風にすることもできますので、好みの位置にボタンを付けてください。 後ろ姿ですが、 袖口をホックで止めるところんとまるーい後ろ姿になります。 袖口を留めなかったら、このようなマント風に・・ 袖口のボタンの位置を上下対称に持ってくると、キリッとした感じにもなります。 それでは作りかたです。 大きく見るにはこちら 1,まずは生地を買いに行きますw 素材によってシルエットがすごく変わります。 私はウールを使ってます。 手縫いなので、縫い目が目立たない生地を選びました。 背の高い人は148センチ幅の生地をお勧めします。 90センチ幅の記事を使う場合は、背中心で縫い合わせてください。 2,襟部分になる生地を横一直線に切り落とします。 図では20センチにしてますが、丸襟にしないで着る場合はもう少し少なくてもOKです。 3,生地を縦に折り、だいたい生地の真ん中くらいまで幅5センチほど(広げると10センチになる)のラインでハサミを入れます。中央近くまで一直線に切ったら、あとは緩やかな円になるようにハサミを入れてください。 生地の真ん中が首の部分になります。 4、形は出来ました。続いて用意するのは安全ピンでもクリップでもまち針でも。 まずは図の左右にあるホックの位置で布を止めてください。 そして着てみます。腕を通して前をあわせてみてください。襟の長さ、後ろの丈などを自分サイズに合わせて、余分な生地を折り込んで仮留します。 図のサイズそのままでもいいですが、153センチのちびっ子サイズですので、私より背が高い人は予め羽織って確認することをお勧めします。 私は、丈を袖口をホックで止めた状態でおしりが隠れるくらいにしました。 好みの長さでいいと思います。 5、裄と丈が決まったら、前をあわせて、前にくる生地幅を決めます。 襟ぐりをゆったりとるか、キツメにとるかで幅も変わってきます。 図の通りのサイズだと、写真のようなゆったりめの襟ぐりになりますので、これも好みで決めてください。 6,決まったら前の縦のラインを決めてたら余分な布を裏側に折り込んで、襟を縫いつけます。 U字に切り取られた首周りを真っすぐ伸ばして、 「バイヤステープの縫い方」で襟をつけます。 こことか参考にして下さい 首周りより、襟の布が眺めだと思いますので、余分な布は縫い代を残して切り落としてください。 分厚い生地は襟周りが重くなるので、ミシンで一気に縫うよりは一度手縫いでザクザク縫ってみて、どんな感じか確認するほうがいいかも。 7,周囲をまつりぬいか隠し目で縫います。ミシン縫いでもいいです。 8.前の襟を合わせる部分や袖口に凸凹ホックを縫いつけます。 きじが分厚い場合は襟の部分は多めに。 ホックの位置によってシルエットが変わるので、好みの位置に縫いつけてください。 おしりのラインをまーるくするには、図の青い○と紫の○の位置を参考にしてください。 以上です。 雑巾が縫える人ならこのコートも縫えると思います。 ちなみに、襟や袖口のファーっぽいやつは、ダイソーのふわふわ毛糸で編みました。タダのメリヤス編みです。 見た目ちょっぴりゴージャスになりますw 生地にもよるでしょうが、冬の普段着物や色無地、付け下げなら合わせられると思います。 お試しくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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