Everyday is a happyday♪

2021/11/14(日)10:47

10月の読書メモ

読書(332)

このところ気持ちのいい爽やかな青空が続いていますね。 先週からずっと綺麗なブルースカイ~ お出掛けの足も弾みます^^ 先週末は大江戸線の「光が丘駅」に初めて降車しました。 六本木や汐留方向の大江戸線にはよく乗るものの、「都庁前駅」から先の練馬方向 って初めて。 光が丘公園のイチョウ並木や「香りのバラ園」を堪能してきました が、例の如く写真整理がまだなので、今日は10月の読書メモをば 10月の読了本は11冊でした。 10月の読書メーター 読んだ本の数:11 読んだページ数:3157 ナイス数:340 小林清親 東京名所図 (謎解き浮世絵叢書)の感想 8月に行った​町田市立国際版画美術館​『浮世絵風景画―広重・清親・巴水』の復習にと図書館より貸出し。拡大図や往時の地図なども添えて懇切丁寧に解説されており、実に分かりやすい良書!「たぶんこの場所で描いた」と思しきポイントを、赤丸と矢印で指し示された地図は特に嬉しいかぎり♡ 「散策ルートマップ」と共に参照すれば、臨場感あふれる「名所図」巡りができそう^^ ただし、展覧会で本物の版画を観た直後だっただけに「作品から立ち昇る独自の世界観&魅力は実物に接しないと伝わりにくいかも」と強く感じました💦 読了日:10月01日 著者: 凶犬の眼の感想 前作『孤狼の血』では、まさしく狂犬のようなガミさんの熱量に圧倒されたものですが…ガミさん秘蔵っ子である日岡くんの成長記といえそうな本作は少々トーンダウン?「正義と仁義」のロジックはいささか理解不能でしたし(-"-) それにしても昭和の極道ワールドをこれだけ鮮明に物語ることのできる柚月さんには脱帽! 次作『暴虎の牙』も図書館予約済みで楽しみ~^^ 読了日:10月03日 著者:柚月裕子 今日という一日のために 読了日:10月08日 著者:近藤 勝重 スモールワールズの感想 初読みの作家さん。登場人物達それぞれの哀しみや寄るべなさに、そっと寄り添うような優しさが感じられて心揺すぶられる作品揃いでした。特に『魔王の帰還』が圧倒的な面白さ! ただ、どの作品も練りに練り込まれている感じがして、ちょっともったいないな~感もあり。『ネオテトラ』なんて、この題材であと短編5篇くらいは書けそうでは?ヾ(^^;) 他の作品(特にBL作品)も読んでみたくなりました。 読了日:10月11日 著者:一穂ミチ 短編伝説 めぐりあい (集英社文庫)の感想 正直なところ最初の大沢さんの作品に拒否反応で、思わず本を閉じてしまいそうになりました(ファンのかたm(__)m)山本文緒、宮部みゆきなどの女性陣で持ちなおして、なんとか最後まで読み終えましたが・・・総じて少々古臭い感が否めず。アンソロジーって選者の好みが大きく反映するから、一本ダメだと後のも推して知るべしになる可能性大かも? この『短編伝説』シリーズは私の肌とはあわないということですね、たぶん😅 読了日:10月12日 著者:大沢 在昌,五木 寛之,山本 文緒,川上 健一,宮部 みゆき,志水 辰夫,半村 良,三島 由紀夫,連城 三紀彦,森 瑤子,清水 義範,佐藤 正午,赤川 次郎 桜庭一樹のシネマ桜吹雪の感想 久々に手に取った桜庭本! 小説はもちろん「桜庭一樹読書日記」シリーズを読んでは「読みたい本リスト」にメモしてたものです。今作はシネマ紹介ということで「観たい映画リスト」にメモする気マンマンでいたけど…マイナー系、ミニシアター系が圧倒的で少々とまどい~😢 映画一本につき、たった2pほどのスペースでは桜庭さんの熱い思いをカバーしきれてない感が大きかったかも。ちなみに紹介されている100本近い作品のうち、私も観ているのはたったの6本でした😅今後、アマプラで見つけて鑑賞するのが楽しみ♪ 読了日:10月14日 著者:桜庭 一樹 ピラミッド (創元推理文庫)の感想 20代のヴァランダーが刑事を目指していた巡査時代から壮年にかけての活躍ぶりが描かれた中短篇集。結婚生活の変化やリンダの成長はもちろんのこと、スウェーデン社会の変容を読み解くことが出来るのも楽しくて、ヴァランダーファンにとっては嬉しい一冊❣ これで未読のマンケル本は残すところ「炎の秘密」「流砂」と「手/ヴァランダーの世界」の3冊のみ。全部読み終わるのが待ち遠しいような寂しいような…切ないです😢 読了日:10月16日 著者:ヘニング・マンケル 蝶として死す: 平家物語推理抄 (ミステリ・フロンティア 108)の感想 <平清盛の異母弟である平頼盛が主人公のミステリー連作集> 平家物語もいまだに全巻読めてない私としては、前半部は物語に入りづらく四苦八苦💦 でも池殿流平家一門の存続のため戦乱の世をしたたかに泳ぎきる頼盛の不思議なキャラクターに魅せられて後半部は一気読み! 清盛に疎まれたり頼朝や義仲等と渡り合ったりの老獪な処世術はお見事!とても面白く読めました。平家全盛期から鎌倉幕府成立期というたった20年ほどの物語なのに、一大絵巻物を読んだが如くのカタルシス♡ この作家さん初読みでしたが他の作品も読んでみたいです^^ 読了日:10月20日 著者:羽生 飛鳥 認知症の私からあなたへ 20のメッセージの感想 脳の劣化をひしひしと感じる今日この頃💦「認知症」の文字を見るたびにドキリとしてます(>_<) <認知症になると不便だけど不幸ではない><出来なくなったことを嘆くより出来ることに目を向ける>など簡潔なメッセージと美しいカラー写真に心励まされる一冊でした。誰にでも、いつかは訪れる『老い』! どんな人も死の間際まで安らかに暮らせる世の中になることを願ってます。 読了日:10月27日 著者:佐藤雅彦 完本 短篇集モザイクの感想 『盆土産』に感銘を受けて以来、三浦氏コンプリートを目指しています^^ 今作は60篇以上(約500p余り)もの大容量! 図書館で借りた時点で、あまりの厚さに臆したものの、どの作品も滋味豊かで味わい深く飽きることなく全頁を堪能できました。1話読むごとに心に染みる余韻に満たされる幸福感!読了には半月ほどかかってしまったけど幸せな読書タイムでした♡ さ、次は『忍ぶ川』を~🎵 読了日:10月27日 著者:三浦 哲郎 1日10分のごほうび NHK国際放送が選んだ日本の名作 (双葉文庫)の感想 <NHK国際放送の番組で放送された作品からセレクトされたアンソロジー> 田丸雅智、森浩美の両氏は初読み。温かみ溢れた良品が並んでおり最後まで心地よく読了。既読の『妻が椎茸だったころ』著中島京子は軽妙&温かさ溢れるなかに潜むほろ苦さと切なさに胸突かれました。それぞれの作家さんの持ち味を楽しめる楽しい一冊♪ 読了日:10月30日 著者:赤川 次郎,江國 香織,角田 光代,田丸 雅智,中島 京子,原田 マハ,森 浩美,吉本 ばなな 読書メーター 10月の当たり本は『スモールワールズ』『ピラミッド』『蝶として死す』そして 『モザイク』と豊作でした ​ スモールワールズ [ 一穂 ミチ ] 蝶として死す 平家物語推理抄/羽生飛鳥【1000円以上送料無料】 ​ 三浦哲郎氏の短編集は今後も何度でも読み返したくなるものばかりだったので、 図書館に返却後、文庫本化したものをamazonでオーダーしました ​ 【中古】みちづれ /新潮社/三浦哲郎 わくらば 短篇集モザイクIII(新潮文庫)【電子書籍】[ 三浦哲郎 ]​​ 【中古】 ふなうた / 三浦 哲郎 / 新潮社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】​ 普通は60篇あまりの短編が並ぶと途中で飽きてくるものだと思うんですが、 三浦氏の短編って、それぞれの作品ごとに視点や持ち味が工夫されてるせいか 、飽きることなく全編読了 読み終えたあとには深い満足感を味わえました これまで一つの本を何度も再読するという習慣はなかったんですが、三浦氏に よって新たな読書習慣が身に付きそうです ​​​ ​

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る