「獣医ドリトル」見ましたか?
めっきり秋らしくなりましたね。朝晩は一枚は羽織らないと、寒く感じる日があります。夏大好きな私にとって、あの暑さが懐かしく感じるこの頃です。皆さん、風邪などひいてませんか?先日の日曜日から、「獣医ドリトル」というTV番組が始まりました。ここをご訪問いただいている皆さんは、たぶんご覧になったかと思います。動物好きの自分半分、仕事柄興味深々で見ている自分半分、とこんな感じで見てました。小栗旬演じるスーパー獣医師鳥取先生(とっとり、とりとり、とりとる、ドリトル、だそうですね)、ネコの脳内血腫やマーモセットの白内障、カメの膀胱結石、はたまた競走馬の骨折、の治療と八面六臂の大活躍。すごいですね。こんな獣医さん、探せばいるのかな・・・。一方、チェーン動物病院を運営する獣医師と、牧場でウシを相手に研究に没頭する獣医師、対照的な二人です。思わず、居る居る、と心の中でうなずきながら・・・。そして、悪徳獣医師を告発する、という女性弁護士。やりすぎだろう、と少し熱くなったり・・・。このドラマの中で、いくつか現実に合わせて考えさせられました。「獣医はビジネス」。ドラマの中ではこの言葉は「悪徳」と位置付けられていますが、はたしてどうなのでしょう。100万円やら3,000万円やらという額はさておいて(現実的な数字かどうかはわかりませんので)、実際に治療には費用が掛かります。人と動物の違いこそあれ、やることはほとんど一緒です。それ以上に、獣医はカメからウマまで診なければなりません。また、治療薬もほとんどが人のもの。こう考えると、治療内容によってはある程度高額(と思われる)治療費がかかります。ドリトルが、治療前に費用を提示することは、見方によっては良心的、と思えなくもないです。皆さん、獣医さんに掛かった時、検査や治療内容の事前の説明はあっても、費用の説明まで受けますか?事前の説明はなくても、最後に費用の内訳の説明だけはほしいですよね。「告発と訴訟」。私は専門家ではないので、詳しい現実は全くわかりません。でも、医療訴訟が増えることで獣医さんが守りに入ってしまう、ドリトルの言っていることは、一部はあたっているような気がします。でも、いざ自分の可愛いペットが同じことになったら、飼い主の気持ちも良くわかります。難しい問題ですね。「できると信じること」。ベランダから転落して脳内出血で意識不明になったネコの飼い主の男の子。ドリトルの言った言葉、「回復の可能性は20%、でもゼロではない。回復すると信じて一生懸命毎日話しかけること」。この子は、この言葉を信じて毎日話しかけ、ネコは見事意識回復、最後に「将来は獣医さんになりたい」と、この時点でウルッ。この言葉は、どんな場面でも通じますね。可能性が低くても攻めるか、守りにはいるか。結果がどう出るかはやってみないとわかりませんが、あれこれ理屈をつけるより、まず可能性を信じること、私は大いに共感しました。TVドラマなので、それぞれの場面の表現は大げさですが、これから先の展開が楽しみです。我が家のナナちゃん、先日目の検査をしてもらったら「緑内障」の気があると。眼科の専門の先生に診てもらったのですが、検査装置は人間並み、驚きました。費用、ある程度は覚悟していましたが、掛かりましたよ。クッシングやら緑内障やら、可愛そうですが、でも飲み薬で維持できているのはまだいいのかもしれません。この話は改めて・・・。だんだん寒くなっていきます。皆さん、ワンちゃん、ネコちゃんともども、体調管理には気を付けましょう。