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Tough Boy-World of cap_hiro

2013年07月01日
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カテゴリ:夢有無有
「旧約聖書」創世記 第38章・タマルの一か八かの賭け
 38:1そのころユダは兄弟たちを離れて下り、アドラムびとで、名をヒラという者の所へ行った。38:2ユダはその所で、名をシュアというカナンびとの娘を見て、これをめとり、その所にはいった。38:3彼女はみごもって男の子を産んだので、ユダは名をエルと名づけた。38:4彼女は再びみごもって男の子を産み、名をオナンと名づけた。38:5また重ねて、男の子を産み、名をシラと名づけた。彼女はこの男の子を産んだとき、クジブにおった。38:6ユダは長子エルのために、名をタマルという妻を迎えた。38:7しかしユダの長子エルは主の前に悪い者であったので、主は彼を殺された。38:8そこでユダはオナンに言った、「兄の妻の所にはいって、彼女をめとり、兄に子供を得させなさい」。38:9しかしオナンはその子が自分のものとならないのを知っていたので、兄の妻の所にはいった時、兄に子を得させないために地に洩らした。38:10彼のした事は主の前に悪かったので、主は彼をも殺された。38:11そこでユダはその子の妻タマルに言った、「わたしの子シラが成人するまで、寡婦のままで、あなたの父の家にいなさい」。彼は、シラもまた兄弟たちのように死ぬかもしれないと、思ったからである。それでタマルは行って父の家におった。38:12日がたってシュアの娘ユダの妻は死んだ。その後、ユダは喪を終ってその友アドラムびとヒラと共にテムナに上り、自分の羊の毛を切る者のところへ行った。38:13時に、ひとりの人がタマルに告げて、「あなたのしゅうとが羊の毛を切るためにテムナに上って来る」と言ったので、38:14彼女は寡婦の衣服を脱ぎすて、被衣で身をおおい隠して、テムナへ行く道のかたわらにあるエナイムの入口にすわっていた。彼女はシラが成人したのに、自分がその妻にされないのを知ったからである。38:15ユダは彼女を見たとき、彼女が顔をおおっていたため、遊び女だと思い、38:16道のかたわらで彼女に向かって言った、「さあ、あなたの所にはいらせておくれ」。彼はこの女がわが子の妻であることを知らなかったからである。彼女は言った、「わたしの所にはいるため、何をくださいますか」。38:17ユダは言った、「群れのうちのやぎの子をあなたにあげよう」。彼女は言った、「それをくださるまで、しるしをわたしにくださいますか」。38:18ユダは言った、「どんなしるしをあげようか」。彼女は言った、「あなたの印と紐と、あなたの手にあるつえとを」。彼はこれらを与えて彼女の所にはいった。彼女はユダによってみごもった。38:19彼女は起きて去り、被衣を脱いで寡婦の衣服を着た。38:20やがてユダはその女からしるしを取りもどそうと、その友アドラムびとに託してやぎの子を送ったけれども、その女を見いだせなかった。38:21そこで彼はその所の人々に尋ねて言った、「エナイムで道のかたわらにいた遊女はどこにいますか」。彼らは言った、「ここには遊女はいません」。38:22彼はユダのもとに帰って言った、「わたしは彼女を見いだせませんでした。またその所の人々は、『ここには遊女はいない』と言いました」。38:23そこでユダは言った、「女に持たせておこう。わたしたちは恥をかくといけないから。とにかく、わたしはこのやぎの子を送ったが、あなたは彼女を見いだせなかったのだ」。38:24ところが三月ほどたって、ひとりの人がユダに言った、「あなたの嫁タマルは罪を犯ししました。そのうえ、彼女はその罪故にみごもりました」。ユダは言った、「彼女を引き出して焼いてしまえ」。38:25彼女は引き出された時、そのしゅうとに人をつかわして言った、「わたしはこれをもっている人によって、みごもりました」。彼女はまた言った、「どうか、この印と、紐と、つえとはだれのものか、見定めてください」。38:26ユダはこれを見定めて言った、「彼女はわたしよりも正しい。わたしが彼女をわが子シラに与えなかったためである」。彼は再び彼女を知らなかった。38:27さて彼女の出産の時がきたが、胎内には、ふたごがあった。38:28出産の時に、ひとりの子が手を出したので、産婆は、「これがさきに出た」と言い、緋の糸を取って、その手に結んだ。38:29そして、その子が手をひっこめると、その弟が出たので、「どうしてあなたは自分で破って出るのか」と言った。これによって名はペレヅと呼ばれた。38:30その後、手に緋の糸のある兄が出たので、名はゼラと呼ばれた。 
 ユダは「タマルは縁起が悪い女」とでも思い込んだのか、「シェラが成人するまで」という口実で、タマルを実家に送り返します。しかし年月が経つごとに、タマルはユダが自分とシェラを結婚させる意志のないと判断します。年月が経ち、ユダの妻が死にました。しかしタマルはユダが三男の嫁にも、またユダの後妻に迎えてくれないことを知り、自ら進んで、ユダにより子を得ようとしますた。マルは一計を案じ、ユダが近くに来ること聞いた折り、現在では公序良俗に反するとされる姿になりユダの前に出現、此の行為自体は多くの多神教信仰と同様に、カナン人も行為自体は豊穣につながるものとして、殊更に非難はしないどころか、旧約聖書においては、タマルの行為は反倫理とはされてはおりません。ユダは顔を隠して現れたタマルをカナン人の神殿娼婦だと思い、関係を持とうとし、交渉の上、一夜の代価はあとで届けることにした、担保としてユダの身元を保証する印章と杖を渡すこととなりました。ところがタマルは目的を遂げると、代価が届けられるのを待つことなく姿を消したのです。こうしてタマルは舅ユダと交わり、最初の夫エルの血、その父親の命を宿します。此れはタマルにとっては一か八かの命の危険をともなう賭けです。はたしてユダはタマルが帰省中に妊娠したとあっては罪を問います。ユダは[あの女を引きずり出して、焼き殺してしまえ]と言いす始末、ここで、タマルがユダから手に入れておいた証拠の品の出番です。タマルはユダに使いを出し、自分が妊娠したのはこの印章と杖の持ち主によるものだと言いました。有罪であれば、男女とも罰されるのです。印章と杖を目にして、タマルの事実を知ったユダは、[わたしよりも彼女の方が正しい。わたしが彼女を息子のシェラに与えなかったからだ]と自分の約束不履行を認めます。タマルの胎にいたのは双子、出産のとき、先に手を出した子に助産婦が真っ赤な糸を結んで目印にしましたが、その子は手を引っ込め、もう一人の方が先に出てきました。このため、この子はペレツ(出し抜き)と名付けられ、先に手を出した方はゼラ(真っ赤)と名付けられます。そして先に出てきたもう一人の方、真っ赤な糸を結んでないペレツがユダ家の正嫡となるのです。なにやらヤコブと兄エサウの話を思い起こさせます。ところで、旧約聖書にあっては、タマルの行為は反倫理とはされず、むしろ子を残す為にとった賞賛の行為と考えられています。そして、このタマルの子ペレヅの子孫からイスラエルの聖王ダビデが出ています。タマルとユダの行為は人間の営みの一つであって、神は我々の理解を超えてそれを許容しているかの様にも思えます。

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最終更新日  2013年07月01日 06時48分43秒
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