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「思考と直覚」思考と認識の一(二十二)
人間が思考するには何かしらの知力があってこそである。其の知力の働く対象が思考に作用を及ぼすときに認識が生じます。其のことに不足を覚えた思考の側だけを考察する分折学(Analytics)的なノルム (norm) に代表される形式的な概念を「思考」に持ち込む形式論理学に対して、知力の働く対象が思考に作用を及ぼすときの認識作用と其の対象そのものの両面を考察することを基本とし、認識作用と其の対象の定則を究明します。しかし、人間の認識が物質的で感覚的な世界を離れたとも云える人間の思考と其の対象を把握して、はたして世界理法の真相を極めることが出来るのかは史上を眺めてみれば限界があるようにも思えます。此処に「直覚知」でしか成し遂げ得ない真理探求への道が用意されるとも言えるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月10日 07時03分08秒
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