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「思考と直覚」直覚する素質(三十八)
直覚を志ざす人間にとって「直覚知」を獲得するには、其のことを前提とした適正な思考方法と思索は欠かせません。永劫不朽の世界理法の基底に「有」る存在を知るに至るには、過去の先達の偉人のどの様な思考を受け入れ、其の思考方法と思索を読み取ることは非常に重要です。其れを自己の経験と理性に照らして取捨選択して自分に合った道程を踏むことが必要とされる準備となります。即ち渡されたものだけではなく自分で自己なりに思考方法と思索をすることが必要とされます。自己が人間として生命を懐き青年期に達すれば、特筆される生前存在に恵まれた人間を除いて、誰でもが人類への恵みとしての一定水準の経験と理性を獲得している筈です。但し、其れは人間が素質として備わっているということだけであって、修養すれば誰もが「直覚知」を獲得すると言っているわけではありません。其処には直覚する能力への絶えざる思考と思索があって、更には自己の思考を超えた更なる高みへと昇らせる内精神の深層に眠る魂の惹起が必要とされます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月27日 07時39分18秒
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