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「思考と直覚」人間の霊魂を思考/ゴットフリート・ライプニッツ-1(三百四十四)
自然には無機物にも感性があり、有機体であるところの人間にも同様の感性を持っていると説くディドロに影響を齎したとされるモナド論の思想家、ライプツィヒ出身でルネ・デカルトやバールーフ・デ・スピノザなどとともに近世の大陸合理主義を代表する哲学者。微分積分の発見者で動力学の創始者でもあるゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ(Gottfried Wilhelm Leibniz/ 1646年-1716年) は、デカルトの物体の運動はその質量と位置移動による「延長説」を発展させ、運動はそれだけのものではなく、より根本的な力によって引き起こされている筈であり、ライプニッツはディドロの唯物論的な経験論ではなく形而上に物体の運動を捉え延長よりも動力学的に考える、より根本的で原始的な力について考察します。其処に引き出されたのが力こそが、宇宙は全て単純な実体すなわちモナド(Monades)若しくはその集合体から成り立っているとする説を動力学的に考えるライプニッツは発表します。モナドはデカルトの言う延長よりも原始的なので物体ではありません。そこでライプニッツはモナドを精神的な存在と見なし、モナドが無数に集合することで、世界のすべてのものは出来得ている。それゆえ、全てのものが唯物的ではなく、スピノザにも共通する記号倫理学、今日でも 用いられている微積分学の記号法を,ライプニッツは論理学にも同様に記号化することを企みます。 cap-hiroのプロフィール 哲学・思想 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月26日 06時59分51秒
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