Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2016/07/30(土)08:14

「思考と直覚」人間の霊魂を思考/フォイエルバッハ7(四百九十四)

「思考と直覚」人間の霊魂を思考/フォイエルバッハ7(四百九十四)  フォイエルバッハはキリスト教の教義をどの様に捉えているのかは、彼が想定する「神」を考察する上で、非常に重要な課題に直面します。ヘーゲル哲学から人間の「自己意識」や「類的本質」ということを基礎にして、フォイエルバッハはキリスト教の教義を遂一検討しながら、「神」は人間のことに他ならないということを証明しようとします。著書「キリスト教の本質」では「神の意識は人間の自己意識であり、神の認識は人間の自己認識である云々(うんぬん)。人間と人間の神とは一つである。」 として、更には「「神」の無限の理性や意志そして無限の愛を人間が考える時には、人間は自己の「類(たぐい)」としての能力を思い浮かべているのである。従って「神」は人間の「類的本質」に他ならない。神と人間の類的本質の一致を説きます。フォイエルバッハはキリスト教の教義を詳らかに検討して、人間の「自己意識」や「類的本質」ということを思考の基礎に置きキリスト教の教義「神」は人間のことに他ならないと結論します。彼はキリスト教の「神」とは人間の倫理的実存が表装されたものだと解釈しています。 cap-hiroのプロフィール 哲学・思想 ブログランキングへ

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