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「霊魂論」エチカ詳解54
スピノザの思考は、世界の真相に近づくには「認識」を「第一種の認識」である表象、感覚を通して毀損し混乱して知性による秩序づけなく示される諸々の個物から得た漠然とした経験による認識から得られる概念。且つ亦、何らかの言葉を聞くか読むことで事柄を想起し、その事柄を表象することにより、其れに類似するものの観念を形成する諸々の記号から得られる概念である。例えば、何らかの言葉を聞くか読むことで事柄を想起し、その事柄を表象することにより、それに類似するものの観念を形成することから得られる概念。其れ等は表象による観念連合であり、共に非十全的な概念、第一種の認識であり、意見ないし表象と呼ばれる。いずれも知性の秩序から区別されねばならない非十全な概念形成であるとします。其れ故に、我々知性ある人間は非十全的な概念の「第一種の認識」を克服して「第二種の認識」の理性に段階を進める必要性を説きます。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月18日 06時08分25秒
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