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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年10月20日
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カテゴリ:夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解347(生と死178)
 古代からの生命に超自然的な原理を認める生気論も、近代生物学の進歩が機械論に有利な事実を提供していきます。ところが20世紀は初頭には、ドイツの生物学者でありで哲学者にしてダーウィン主義を学ぶもアリストテレスのエンテレケイアの概念を導入して,生命現象の根本に超自然的原理を設定し,新生気論を主張します。此のアリストテレスのエンテレケイアの概念、絶対存在「神」を想定したうえで「生命」に物理的化学的説明を認めたうえで、なお生物独自の原理を主張する立場をハンス・アードルフ・エドアルト・ドリーシュ (Hans Adolf Eduard Driesch/1867年-1941年)が 「新生気論」を唱えます。彼は実験中心の機械論を排し、パスツールの生きた細胞に独自の機能の主張を認め、ベルグソンの「エラン・ビタル(Elan vital〉」の主張を容認した上お生物独自の原理を主張する立場を「新生気論」を主張するのです。但し、それは広い意味での生命機械論ではあるが,上位の現象(全体)を下位の現象(部分)に解消されないものとみる点で,全体論的生命観に所属させる論者もある。20世紀初年より提唱されたH.ドリーシュの新生気論は,動物が調和した全体として発生する現象に注目し,それを成り立たせる超物質的原理が存在するとし,アリストテレスの語エンテレケイアを借りてその原理をエンテレヒーと名づけます。これも生物個体の全体性を強調する全体論的生命観の一種とみることが出来ます。



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最終更新日  2019年10月20日 06時38分10秒
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