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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年11月05日
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カテゴリ:夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解360(生と死191)
 シッダールタが抑々が長い髪く伸びた髪を短刀でざく切り切りにして、カーストを外れ、教団・寺院の組織に入らぬままで信仰生活を送る沙弥(しやみ)として遁世者(とんせいしや)となったのは、世の無常でした。たとえ享楽三昧に浸っていても、世の無常は無情にも肉体の衰弱や病が自身の身にも降り掛かり享楽の極みも継続しないことを、宴の一件から覚ります。シッダールタが心行刻苦して注目したのは生命そのものでした。生きとし生きるものには差別はない、喩え、神と呼称されるものにも滅びである死はある。中道である「心の平安」を見い出せば死は恐るるに足らず苦悩を齎さず涅槃即ち安寧を約束すると解いたのです。其れ故に、シッダールタはヒンズー教の神々を一切否定することはなく、其れを信仰と断じ、自らは世界の理を悟った「覚者」とみたのです。釈迦となったシッダールタが成したのは自分という我執を離れ「世界の理」に同期することでした。其の同期を涅槃として捉え、「世界の理」に同期した釈迦は今なおの世界に偏在して生きることになります。仏教とは神的体験を基いにした神霊をいうのではなく、世界の類稀なる生命の現象を解明し、其の道理を解きます。



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最終更新日  2019年11月05日 06時38分54秒
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