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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2020年04月14日
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カテゴリ:時間考察
時間の陥穽125
 時間幻想論にはベルグソンやゼノンとは異なる立ち位置から、大乗の祖ナーガールジュナ「空論」同様に、時間線から時間の本質を追求し物理学上の時間を否定したのが論理学,数学基礎論,意味論の動向に大きな影響を及ぼす逆理、素朴集合論のパラドックス(Russell's paradox)を突いた伯家第3代ラッセル伯爵、バートランド・アーサー・ウィリアム・ラッセル(Bertrand Arthur William Russell, 3rd Earl Russe)や大森荘蔵らが唱えたベルグソンやゼノンとは切り口を事にした時間の探求があります。彼等によれば、過去は過ぎ去ってしまっており、未来はまだ起きていない、故に存在するのは現在だけであり、未来から現在を経て過去に流れている行く時間という観念は幻想であるとします。たしかに人間の経験則からいっても、過去は未来と違い、実際に起きた事柄である。然し乍ら、人間は其の過去は想起しているだけであり、起きている出来事を目の当たりにしてはいませ。仮に目の当たりにしているのであれば、それは過去ではなく現在だということになり矛盾が生じます。ラッセルは数分・数秒前に起きた出来事はもはや夢かどうかは判別仕様がなく分からないと述べて、時間的過去の出来事を夢や幻想と同じレベルに置いています。然し乍ら、第二次世界大戦は起こらなかったら現代世界はまったく違っていただろうという仕方で、過去は現在を制約していることの事実は歪めません。だから、過去には夢や幻想とは別の存在論的な地位を与えてやらなければならないのです。同様にして、未来についても、ありそうなこととありそうでないことの違いを区別する必要があるとします。



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最終更新日  2020年04月14日 06時09分52秒
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