カテゴリ:時間考察
時間の陥穽256
神話や伝承の領域、思索の至宝としての形而上哲学であって宗教の分野・人間思考の精神探索だった宇宙を現代天文観測学が138億年前に始まったのだとしたのだから、此れは宗教観及び形而上哲学から鑑みれば神或いは絶対者が世界外存在として神格性の無限の力を以って世界を創造し人間を創出したのであれば、宇宙は神格の意思により神の絶対有のなかの無或いは夢から導かれた絶対意志からの神の夢想の発現であるかも知れません。此れは古史からの形而上哲学の世界観にも見られる思考です。一方、神を世界そのもの自体、世界の理と観相する立場からすれば、神には誕生と終焉がある事になります。神の死を仄めかします。仏教哲学は神の終焉である死を肯定して仏の優越を唱えます。神学哲学や絶対者を肯定する形而上哲学は当然に此れ等の観点を否定します。大乗哲学の祖「龍樹」の空論を「虚論」とするのは自然でしょう。ところが此の「虚論」が現代から未来に向かい「実論」向かう可能性が天体物理科学部門に芽吹こうとしています。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月03日 06時00分48秒
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