カテゴリ:時間考察
時間の陥穽298
我々が住しているのは三次元空間ですが、仮に三次元だけで世界が成り立っているのが実相ならば、我々は瞬間、言い換えれば神の「永遠の瞬間」ではないものの「似非的な神の瞬間」に捕らまえられた、生も死も語ることが出来ない停止ではなく永遠の凍結状態に陥ります。「三次元」は瞬間を反映した幾何学であり本当の運動を反映して変化を顕在化してはいません。此処に更に次元が要請されることになります。アリストテレス「自然学」における時間の概念──より先・より後に関する運動の数」としての時間に関する試論が此処では導入してみます。縦・横・高さのほかに時間軸がもう一つ加わると変化が生じます。因みに、「四次元」を我々は眼にすることは有り得ません。其れは人間精神の感性に依らなければ顕れない何ものかなのです。一応、精神状態の内面では「四次元空間」に我々は存していると観相していますが、宇宙世界は他にも多数の捉え方があり、今もって確立した理論はありません。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月18日 06時01分23秒
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