カテゴリ:絶対存在論
神の存否-22
スピノザのエチカの第一部「神の定義」の「第二:同じ本性の他のものによって限定されうるものは、自己の類において有限であると言われる。例えばある物体は、我々が常により大なる他の物体を考えるがゆえに、有限であると言われる。同様にある思想は他の思想によって限定される。これに反して物体が思想によって限定されたり思想が物体によって限定されたりすることはない。」とは何を意味するのでしょう。「同じ本性の他のものによって限定されうるものは、自己の類において有限であると言われる。」を「量子重力理論」の「空間粒子」に当て嵌めて考察すれば、宇宙は全てが単一の空間粒子に埋め尽くされているのであり、「類い」なるものは、真実実相の表現であり、実体が持つ変態の様相に過ぎないことになります。「同様にある思想は他の思想によって限定される。」との著述は、「空間粒子」を全ての情報が其処から導き出される情報因子として捉えれば、其処から導き出される情報は、「空間粒子」の持つ根源的情報の粋を脱することは不可能であり、全ては宇宙を統べる情報因子であるデジタルな「空間粒子」の可能性にかかります。此のことから、現代IT科学の最先端を走る量子コンピューターは、次なる人類の進化を担っているかも知れません。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月12日 06時03分06秒
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