カテゴリ:絶対存在論
神の存否-170
スピノザの神の概念と其の本質、現代の先端論理物理論の宇宙の本質、「神」と「宇宙の遷移」は、其の存在が人間の感覚器官が捉え得ずにしても、論理上、似通ってれば、スピノザの神概念は現代物理科学の宇宙の基礎的論理思考に十分耐えきれると思われます。それはとスピノザの神の概念と其の本質と現代の先端論理物理論の宇宙の本質に論理的判断を下さなければなりません。神概念は矛盾や不条理を良しとはしません。ましてや、物理科学は矛盾や不条理を克服してきた事実があります。 定理三五 神の力の中に在ると我々の考えるすべての物は必然的に存する。 証明 なぜなら、神の力の中に在るすべてのものは(前定理 神の能力は神の本質そのものである。により)により神の本質から必然的に生起するようなふうに神の本質の中に含まれていなければならぬ。したがってそれは必然的に存する。Q・E・D・此れが証明すべきことであったとします。 此処で重要なのは本質の語彙でしょう。現代では此の「本質」なるものの哲学的・物理科学的統合が期待されます。本質とは偶有性に対立し、事物に内属する不変の性質。 実存に対立し、そのもののなんであるかを規定し、その本性を構成するものとされています。神の本質がどうかは、その言葉をその言葉足らしめている本性を構成するような重要なポイントだとも云えます。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月15日 06時32分55秒
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