カテゴリ:絶対存在論
神の存否-499
定理二四 我々は個物をより多く認識するに従ってそれだけ多く神を認識する(あるいはそれだけ多くの理解を神について有する)。 証明 第一部定理二五の系 個物は神の属性の変状(アフエクテイオ)、あるいは神の属性を一定の仕方で表現する様態(モードス)、にほかならぬ。この証明は第一部定理一五 すべて在るものは神のうちに在る、そして神なしには何物も在りえずまた考えられえない。、および、同じく第一部定義五 様態とは、実体の変状、すなわち他のもののうちに在りかつ他のものによって考えられるもの、と解する。から明らかである。から明白である。 記:我々人間が、世界の個物の森羅万象の形質・形相・法理を極めることは神を認識することに神を理解することに繋がります。スピノザ哲学は神存在を現代物理学の量子重力理論の宇宙論を知らないにしても、仮に量子重力理論の確率論を知れば驚愕したでしょう。スピノザの解く神とは世界そのものであり「実有・完全体」であり「可能性」は考慮されていないからです。 (シュレディンガーの猫) 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年08月13日 06時10分05秒
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