Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2023/02/03(金)06:10

ルドルフ・ジョセフ・ローレンツ・シュタイナー

霊魂論(593)

「神秘学概論」読解 24 土星紀4:神秘学概論」土星紀の進化過程2- 2  土星紀の進化の第1段階の意志霊と叡智霊の最も低次の働きの部分は、エーテル体だったのですが、第2段階の運動霊と形態霊の最も低次の部分がアストラル体であることには注意が肝要です。土星紀の進化の第2段階に、運動霊はその「魂の作用」を反射させることで、「反射された生命」が、「土星全体が魂をもった存在として、共感と反感を表わしているかのよう」に現象する。また形態霊は、「反射された生命」が、「個々の存在から宇宙空間の中へ感情表現が放出されるように作用する」。このように、運動霊と形態霊は、土星に魂的な要素を付与するために働いているといえる。  通常に高次、低次ということでいえば、たとえば人間の構成要素の肉体、エーテル体、アストラル体、自我でいえば、肉体が最も低次で、自我が最も高次であるといふうにとらえがちだけれども、意志霊と叡智霊がエーテル体を最も低次のものとして持ち、運動霊と形態霊がアストラル体を最も低次のものとして持っているように、高次ないし低次というとらえかたを絶対化してしまうと、宇宙進化のダイナミックなプロセスをシュタイナーの描く霊的世界を捉え損なう恐れがあるので注意が肝要です。 哲学・思想ランキング

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