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テーマ:最近観た映画。(40093)
カテゴリ:映画
レオ様、すごい演技ですねーー。
ハワード・ヒューズという人の名は聞いたことありましたが、こんなすごい人だとは。 エキセントリックっていう言葉が何度もでていたけれおど、まさに天才とナントカは紙一重みたいなところがあるんですねえ。 有り余る財力に物を言わせるのはいいとして、戦時中にあれだけリアルな戦争映画つくるって、「へっ?? どういう神経しとるんじゃ?」と思ってしまいます。 しかも、あの映像、飛行船は爆発するは、「本物の戦争よりお金がかかっている」と揶揄されるのも納得ですよね。 映画製作と飛行機製造の同時進行。両方とも前例のない内容、最新技術、大量の資金投入が必要なもの。これは天才じゃないとできないというか、思いつくことすらないでしょうね。普通は親からもらった遺産をドブに捨ててお終いでしょう。 ハワードの複雑な人物像。ひとつ成功しても、観客側としては素直にほっとできないんですよね。強い光と深い影。これが交差して出てくる。 途中でタッカーという作品にも似てるなと思ったけれど、ずっと人物像が複雑ですね。タッカーはもっと単純に感情移入できたし、スカッとしたし。 ところでケイト演じるキャサリン・ヘップバーン、うまく特徴を捉えていたと思います。キャサリンヘプバーンの作品は2-3しか見てないんだけど、確かにあの特徴は共通していました。ケイトの演技はちょっと大げさな気がしたけど、実物はあんなかんじだったのかなあ。 (水前寺清子入ってると思ったのは私だけでしょうか。なんか気になりました) ハワードが試運転する飛行機の事故シーンもすごかった。翼が家を切り裂いて行くところとか、すごくリアル。脱出シーンも、もう本当にこのまま死んじゃうんじゃないかと思った。 よくあの状態で生き延びて、最後には復帰してたもんねえ。ハワード・ヒューズっていう人はよほどの強運の持ち主なんでしょう。 最後パンナムの罠にかかってしまい、上映室に閉じこもったときは、本当にどうなることかと思いました。このままハワードは正気に戻らず、会社は倒産してしまうのではないかと。。。鬼気迫る演技でした。不気味なレオ。 公聴会では一転して鮮やかな弁舌の切れ味。しっかりした事前調査で説得力抜群。さすがだ! と、喜ばせておいて、やっぱり最後にはこちらを不安にさせてしまうんだよね。 これだけの役を、まだ若いレオが演じきったということがすごいと思う。普通だったら40-50代くらいの、大ベテランの役者さんが演じるのでは。今後も楽しみな役者さんです。 なのになんでアカデミー賞がケイトブランシェットのほうやねん (; ̄ー ̄)...? Ray役の人も取ったし、演技がよく似てるとあの賞とりやすいのかなあ。。? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.03 02:20:46
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