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先日のお祭りの写真を現像してきた。最近の現像は35分仕上げとか早い早い。
出来上がった写真の中に凄い物があった。なんと1枚にベッカムが4人も写っている。って言っても髪だけだけど(笑)。 お祭りの時にある美容院がベッカム・ヘア70円と看板を掲げていた。そこで私の息子と友達の息子2人をベッカムにしてみたのだ。って言ってもスタイリングだけなんだけどね。 息子はイギリス人の旦那の顔そのままをアジア風にアレンジした感じ。友人の彼女は日本人、彼女の旦那さんはフランス人で、長男は東洋が濃く、次男は西洋が濃く出た顔立ち。丁度3人共が良い具合の髪の長さ。中々面白いベッカム・ヘアのトリオとなった。 そして仕事帰りの彼女の旦那もそれを見て自分もベッカムに変身(爆)。大・中・中・小と4人揃うと結構な眺めだ(笑)。 ところで、子供のスタイリングをしている間に彼女が一言った。 「ベッカムって前の方が格好良かったと思わない?」。 私はそうは思わない。 4年前のワールドカップの時、彼は期待の星だった。見た目もモテそうな金髪の整った顔立ちのお兄ちゃんだった。滲み出る雰囲気も若さが滲み出ていた。滲み出る若さは時には軽薄さにも成り得る。私には"自信と若さに漲った容姿も恵まれた生意気な若造"という印象だった。決して私のタイプでは無かった。それでも勿論サッカー・プレーヤ-として素晴らしい事は承知していたから試合では期待していた。 そこにあの退場事件。 あの時は旦那とTVで観戦していたのだが、彼はPKの1キック毎に見たいのに目を手で隠したい衝動に駆られていた(笑)。 その後の騒ぎは大変なものだった。イギリスに帰ったベッカムは「たった一人の馬鹿者」呼ばわりされ、怒りで迎えられた。辛い日々を送った事は想像に易い。 それから次のワールドカップまでの4年間、どんなにお金を稼ごうが、所属チームで成績を上げようが、ワールドカップのかたを付けるのはワールドカップしか無い筈。サッカーでのワールドカップはそれだけの価値が有る。 私はあの試合を観た後に、彼はこれから4年間がいい男になるかならないかの正念場だな、と思った。 あの騒ぎの後、イギリスでは別のカメラからの映像も分析して、「ベッカムは蹴っていなかった!」と言う記事が出た。ちなみに私の周りのイギリス人の間では、あの時ベッカムは蹴っていなかった事になっている。私は真偽の程は知らない。誰かイギリスに4年以上在住の方で、現在の定説を知っていられる方がいたら教えてください。 そして今年、彼は見事にワールドカップに復活して見せた。顔付きだって違った。勿論私生活の出来事も彼を大人にしたのだろうが、サッカーというライフ・ワークに関しての彼の器量が大きくなった様に思えた。キャプテンを取るに足る器を持った男に見えた。 だから私には昔の"綺麗系"だったベッカムが今のベッカムより格好が良いとは思えないのだ。彼は今が、そして将来が、よりいい男になって欲しい。 あれ、なんか私ファンみたいな事いってるなぁ(笑)。そうです、ファンになりました(爆)。 それにしても、今年は大好きなチラベルト氏も見れたし、実は何年も気になっていたコッリーナ氏も沢山見れたし、時差が無いので旦那が朝まで友達と試合を見に行って帰って来ない事も無かったし、素敵なワールドカップを過ごせたな♪何たって、私も見たい試合は全部オフィスを抜け出してライブで観られたし(笑)。 そうそう、上記のベッカム・ヘアの美容院にはもう一つのスペシャルがあった。それはロナウド・ヘア、90円。 これはスタイリングのみではなかったらしく、誰一人として注文しなかったらしい(笑)。ロナウドもいい男だけれど、髪型勝負ではベッカムに一本取られたみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 29, 2002 02:18:47 AM
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