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*内臓類を食すのが苦手な方には気分が悪くなる部分があるかもしれません。
旦那はイギリス人の癖に内臓類が苦手という特異な(?)男だ。 肉は肉らしい(?)のが好きな様で、タンなんかもイタダケナイらしい。 私としては腹だの尻だのは食べてるくせに何で食べられない?と思うが、きっと繊細なのね(笑)。 好き嫌いはイメージによる事もあると思う。 ある時旦那に「言われなければ食べられたのに・・・」と言われた。 言わない方が良いの?と聞くと肯いたので、以来分らなそうな物は言わない事にした(笑)。 旦那も周りが黙っていると、自分の食べている物の正体に気が付かず、結構美味しい美味しいと食べたりする。 本人もそれでいつのまにか好きになった物とかもあるらしい。 だから私のタンシチューなんかは旦那のだけ肉をダイスに切って、「特別に普通のお肉も入れてあげたわ」と言って出すと「タンは出汁は良いのが出るんだな。旨い旨い。」と食べていたりする(爆)。 当たり前よ。タンシチューで有名な店に行ったら、一緒に居た人に私の作った方が美味しいって言われた事もあったんだから(笑)。 あら、タンが食べれる様になる日も遠くは無い!?と、ほのかな期待を胸に抱いてしまったりする。 そんな旦那が結婚した相手は雑食女だ。 昆虫類は興味が無いが、海の物はかなり食べる。 モツ類もいける。 食べるという事は、その命を頂いていると思ってしまうので、肉を食べるなら出来れば他の部分も食べたいと思ってしまう。 ある時、香港で旦那抜きで中国人ばかりと食事に行ったら、旦那に気のあった女の子が私にちょっと意地悪しようと思ったらしく「豚の血の塊」を頼んで、「これ豚の血なんだよ」といかにも食べられないだろうと言わんばかりに勧められた。 ところがこれが私の好物だったのでお替りまでしてしまい、かえって気に入られてしまった事があった(笑)。 旦那とバリのウブドゥからちょっと行った辺りで食事をした事がある。 炎天下に屋台が1台あって、周りに椅子とテーブルが並んでいた。 時間のせいか、客は私達だけだった。 屋台の中には色々なカレーや揚げ物が並んでいた。 そこで見つけたのが「脳みそのカレー」。小型の脳みそが丸々とカレーの中に浮かんでいる。 実は私は羊の脳みそのカレーが大好きだ。とろける様な舌ざわりが堪らない。 イギリスではマッド・カウ・ディジーズが騒がれていたりする頃だったので、内心かなりの葛藤があったが、あの舌ざわりが脳裏に蘇って、誘惑に負けてしまった(笑)。 これ、と指差すと丸々1個をお皿に乗っけてくれた。 ところが、これ、牛の脳みそだったのね。相当煮込んであるらしく、あんまり美味しい物ではなかった。 そして食べてる間中、旦那は私の横でず~~~~っと狂牛病の話をしていた。しつこい位に話し続けていた。 さすがの私も内心気持ち悪くなった位だ(^^; おまけにそれ程美味しくない事もあって、途中で胃からこみ上げるものがあったが、悔しいので全部平らげた。 それ以来、脳みそは食べていない。 でも、この頃、あの羊の脳みその滑らかさを時々思い出す。 こういうのを魅惑の味って言うのだろうか・・・。 モツ好きな私はスコットランド料理のハギスも大好き。 このハギス、羊の胃袋に羊の内臓やオートミールやハーブ等を詰めた物で、ハーブが臭みを消していてとても美味しい。 旦那は子供の頃、スコットランドに住んでいた事がある。 旦那のお母さんは、モツを食べたがらない子供にハギスを食べさせる為にこんな作り話を聞かせていたらしい。 「スコットランドにはハギスという動物が居て、ママが庭で見つけたらフライパンを持って追い掛け回して捕まえるのよ」 これを本気で信じていた旦那は、真実を知った時に結構なショックを受けたらしい(笑)。 「大人はみんな嘘つきだ~~~」って感じでしょうか?(^^; ところで家の子供達、このハギスが大好きで、奪い合って食べる。 それを見ていると、「ハギスって動物が居てね~」と話したくなる欲求に駆られたりする。 ああ、やっぱり大人は嘘つきなのかしら・・・(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 14, 2012 08:17:53 AM
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