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Eureka22
旅日記を中心に京都を中心とした美味しいものや 映画の感想など気まぐれに綴っています* +現在の旅日記+ ・トルコ世界遺産巡り日記:連載中 ・ママといくバリ日記:連載開始予定 ・モンゴル日記:不定期連載中 その他国内旅行も随時upしています*
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モンスターペアレント マスコミで話題の 「モンスターペアレント」 学校に無理難題をふっかけて 「子供のため」「子供を守るため」という大義名分を片手に 傍若無人に振る舞う「保護者=親」。 そんな理屈が通らない親たちは 「化け物=モンスターペアレント」 と呼ばれている・・・ 大企業相手に仕事をしている弁護士・樹季。 誰もが認める美貌だけじゃなく、その能力も相当なもので 彼女と1時間話すだけで7万円を獲れるほど。 そんな樹季が 所属する弁護士事務所のボスからの命令で ある教育長のもとに派遣される。 「学校や教師と親との間に生じたトラブルの解決に力を貸してほしい。」 教育分野は樹季にとっては「畑違い」。 でもボスとこの教育長が長年の友人で そのボスからの依頼とあれば、これは弁護士としての出世のチャンス。 そう思った樹季は一旦は断るつもりだったこの仕事を 引き受けることに。 そして樹季が最初に出会った 「モンスターペアレント」 それは 「子供をえこひいきする不適格教師を担任から外せ」
と要求する母親・渡辺秋枝。 なぜえこひいきなのか? 「遠足で先生が撮った写真の中にうちの子は2枚しか写っていないから」 樹季は思わず失笑しちゃうんだけど その態度に激怒する秋枝。 「子供がこのことでどんなに傷ついたか・・・」 私は母親として絶対に子供を守らないといけないと力説する秋枝。 このドラマって感想書くのが怖い! だって、あたしの目線はある意味樹季と同じ。 こんなことで担任外しを要求するなんておかしいでしょ? 何度も何度も学校に押し掛け 校長に「担任を外す」と 一筆書いてもらうまでは帰らないと居座っておいて 校長が応じないため何時間も経過すると 校長が応じてくれないからあたしは『監禁』される羽目になったと ぼやく秋枝。 か、監禁・・・か!? 秋枝からの日に10回以上かかってくる 執拗な抗議の電話や学校訪問、 そしてついには1対1で5時間にもおよぶ叱責。 それに耐えられなくなった担任教師は自殺を図る。 そして一命をとりとめたものの、 このままでは子供達の笑顔が守れなくなる 自分が辞めることで子供達を守りたいと 学校を去った担任教師。 だけど秋枝は自分がこうなることをしむけておいて 最後にはこう言い放つ。 「途中で仕事投げ出すなんて、社会人失格よね。」 もはや理解不能・・・ でももしかしたら、このドラマを見てる母親・父親の中には この母親の気持ちに共感する人が結構多いのかもしれないって考えたら 怖くて感想書けないよ・・・ 樹季じゃないけど、論理が通用しない相手と まともに話し合えるわけがない。 いったいこういう人相手に、学校の先生はどう対応してるの? 最近読んだ新聞記事では 学校や先生による モンペ(モンスターペアレント)対策用保険 への加入が急増してるとか。 そりゃ保険でもはいってなければ 怖くてやってらんないだろうな・・・ 今回見ていて一番怖かったのは 秋枝は自分が理不尽な要求をしているってことに まるで気づいていないってこと。 自分がいわゆる「モンスターペアレント」だっていう自覚がゼロ。 たぶん、マスコミで「モンスターペアレント」として 紹介されている事例にしても 当人は「なんでモンスターペアレント」と呼ばれるか わかってないんじゃない? 子供のため、親なら当然の主張でしょ? なんでそんな風に呼ばれないといけないの? そう思ってるんじゃないかな・・・・ 「被害者」というお面をかぶって、徹底的に学校を攻撃する。 どうしてあそこまでいっちゃうんだろう・・・? さっさと裁判でも起こして あの母親から逆に損害賠償請求しちゃえばいいのよ! って樹季が提案するんけど、それは却下。 そんなことしたら、あの母親の子供はどうなるんだと・・・。 わかるけど、わかるけどね・・・ 結果として秋枝の横暴に屈した形となってしまったんだけど これから登場するモンスターペアレントたちに 樹季はどう対処していくんだろ? っていうかどうみても正攻法で戦える相手とは思えないんだけど・・・ モンスターペアレントなんて呼ばず ちゃんと話し合えばわかりあえるはずと主張する指導主事・三浦。 それはそうかもしれないけど・・・ 一体どう分かり合えるというの? 全部が親の方に問題があるとはいえない場合もあるし たしかにおかしな先生もいるんだろうけど 今回のケースはほんと、担任の先生、可哀想だったな・・・ 子供を笑顔がみたくて教師になったのに その笑顔を守るために、教師を辞めないといけないなんて・・・ でもこの樹季っていう弁護士も相当嫌味な弁護士。 ともするとモンペ批判になりそうなこのドラマだけど こういう反感買いそうな弁護士をおくことで うまくそのへんを回避しているような気も。 今回の秋枝をみていて思ったけど すごく「孤独な人」なんだろうなって。 彼女の異常な行動をコントロールできるだけの人 つまりそういう家族や夫がいないってことでしょ? トラブルが起きている場所は学校だけど 実はその原因は家族にある そういう場合、学校の先生ができることって? 夫婦の、家族の間の問題にどう教師や学校は対処するの? 学校の中で起きたことは学校の中で解決する。 昔も今もそういう考えって強いんだろうけど 限界にきてるんだろうなってヒシヒシと感じたドラマでした。 秋枝のせいで先生が辞めさせられたと 子供達が知ったら、秋枝の子供はイジメられるんじゃないのかな・・ なんてことも考えちゃった。 見ていてちっとも楽しい気持ちになれないドラマだけど 気になる内容なので視聴決定! でもレビューは無理かも・・だって怖すぎるもん! これドラマでしょ?って思う反面 実はそれに近い出来事に日々遭遇してるので ドラマだと笑っていられない部分も。 あたしもほんとは係わりたくないんだけど 仕方ないんだよね・・・ 樹季と一緒にいろいろ考えさせられそう・・・ こういう本でも読んでみるかな?
『モンスターペアレント』第3話+給食の思… July 16, 2008 コメント(42)