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2009/02/08(日)14:15

『京都きまぐれ散歩 秋の苔寺』

KYOTO(28)

             京都きまぐれ散歩 紅葉を楽しめるお寺は多々あれど 気軽に訪ねることのできないお寺が 西芳寺(苔寺) 完全予約制のお寺で 拝観希望日の7日前までに 往復はがきで希望日、人数、代表者の住所と名前を書いて 申し込まないといけないの ※苔寺の拝観申し込みについてはコチラ 後日、拝観日と集合時間が書かれた 通知が届くっていう仕組み 今回は友達が事前に手配してくれたおかげで 23日の午前中に見に行くことができたんだ ところが当日、予定していたバスに乗れず 仕方なく太秦・嵐山経由の苔寺行きに乗る羽目に 車内が大混雑なのは言うまでもなく 嵐山が近づくにつれて、車が進まなくなってきて・・・ 前回嵐山に遊びに行ったときと比べても 雲泥の差 渋滞の酷さに 渡月橋が遠くに見えてきたあたりのバス停で 先に降りてしまう人たちも あたしたちはその先にある苔寺が目当てなので 降りることは出来なかったんだけど 指定の時刻に間に合うか、ハラハラドキドキ 結局10分ちかく遅れてしまいました 苔寺(西芳寺) まず最初に案内されたのがこちらの本堂 中はこんな感じに机が並んでいて その中心でお坊さんがお寺についての お話をしてくれるんだ 残念ながら遅刻した関係で ほとんど聞くことができなかったけど・・・ それが終わると一枚の細い木札が渡されて そこにお願い事を書くの 各机に硯と墨と筆が用意されているので それを使って表に願い事、裏に住所と名前を書くんだ 硯で墨をするなんて、何年ぶり 下手っぴな文字だから、恥ずかしいよ~ でもちゃんとお願い事書いてまいりました で、仏様の前にこの木札を納めて 順次、お庭に出ていくという流れになってます 苔寺のお庭は上下二段構えとなっていて まず下のお庭にある黄金池の周りを一周してから 上のお庭へと戻ってくるんだけど この池、「心」という文字の形をしているため 「心字池」といわれ、 この池を一回りする間に 自分の内面と向き合い、邪心を捨てて 上のお庭(=枯山水)にたどり着く頃には 心穏やかな気持ちになる ことらしい 上から眺めることはできないから 「心」という形になっているかはわからないけど この池泉回遊式庭園という作りは 日本の庭園作りに多大な影響を与えたそうだよ 金閣寺や銀閣寺も こちらのお寺をお手本に造られたとか この下段のお庭は このようにびっしりと苔で覆われているので 苔寺って言われてるんだけど その種類は120種類以上とか そのうち数種は案内係の方が 説明してくれたけど、覚えてませ~ん 苔マニア以外の方は それほど種類の違いにはこだわらないでしょ!? それでは苔寺の様子、ご覧下さい 心、洗われる・・・かな? では池の周りを歩き始めましょう 一周したら上段の庭へ この後は先ほどの本堂に戻ります 本堂の周りにももちろん紅葉はあるけど そこは割と普通なので画像は特に載せないことにしました (いっぱい紅葉みてると”普通”に見えちゃうんだよね) これまでいろいろな紅葉を見てきたけど この苔寺の紅葉は、他と比較できない 独特な世界が広がってる気が うっそうと茂る木々と そこから差し込む木漏れ日 紅葉の赤と苔と木の葉の緑が織りなすコントラストは、 自分が異世界に迷い込んだ気にさえさせるもの 心字池に映り出された景色もまた 別の世界に繋がっているようで・・・ 自分が撮った写真をみて思い浮かんだのが ミレイの代表的絵画 「オフィーリア」 こんな有名作品と自分の作品を 比べるのもおこがましいけど 純和風のお庭のはずが、 西洋絵画にも通じるなんて・・・ こちらのお寺は拝観人数が限定されているおかげで 修学旅行生や大きな団体もおらず ちょっと人の流れをやりすごしてしまうと 貸し切り気分でこの緑の世界を自分たちだけで 楽しむこともできちゃうんだ 細かく時間指定されていて 次の時間帯の人たちが入ってくるのかと思ってたけど 申し込みの多い時期などは 午前と午後と2回行うこともあるものの 拝観できるのは通常は、午前中1回のみ なので特に追い立てられることもなく ゆっくりと見て回ることが出来ます この日はちょうど日も射していたので 本当に美しい景色を堪能できました 苔の維持費とはいえ拝観料も高いし(3000円~)、 そうそう行けるところではないけど やはり一見の価値はあるところ いつかダーや両親も連れてきたいな 梅雨の時期がきれいとのことなので また違った美しさに出会えるかも 今年は本当にたくさんの紅葉を見たな~ こんなに紅葉尽くしな秋は今までないかも デジカメを持っていくのを忘れて 心のカメラにしっかりと納めた紅葉もあります ”紅葉総集編” お楽しみに

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