旧市町村の人口動態
先月29日に、2025年の国勢調査の人口の確報が公表されました。この確報、2000年時点で存在していた旧市町村の人口も、公表されるんですよね。いわゆる平成の大合併で細かい地域の人口動態がわかりづらくなっているのをカバーする資料として貴重な存在だと思いますし、旧市町村の人口は平成の大合併の直前、2000年代初頭の認識で止まっているケースも多いため、そのアップデートといいますか、現状の確認手段としても有効な存在だと思います。そこで、今回、平成の大合併を経た福島県内の旧市町村の国勢調査における人口を、確認してみました。結構驚きの結果でした。2020年国勢調査からの増減も添えて紹介します。(福島市)旧福島市 277,492人⇒260,961人 ▲16,531人(6.0%)旧飯野町 5,201人⇒4,576人 ▲625人(12.0%)市全体 282,693人⇒265,537人 ▲17,156人(6.1%)(会津若松市)旧会津若松市 102,517人⇒95,382人 ▲7,275人(7.1%)旧北会津村 7,163人⇒6,643人 ▲520人(7.3%)旧河東町 7,626人⇒6,986人 ▲640人(8.4%)市全体 117,376人⇒108,941人 ▲8,435人(7.2%)(白河市)旧白河市 44,974人⇒42,499人 ▲2,475人(5.5%)旧表郷村 5,891人⇒5,244人 ▲847人(11.0%)旧東村 4,840人⇒4,286人 ▲554人(11.4%)旧大信村 3,786人⇒3,293人 ▲493人(13.0%)市全体 59,491人⇒55,322人 ▲4,169人(7.0%)(須賀川市)旧須賀川市 65,350人⇒62,493人 ▲2,857人(4.4%)旧長沼町 4,877人⇒4,296人 ▲581人(11.9%)旧岩瀬村 4,765人⇒4,284人 ▲481人(10.1%)市全体 74,992人⇒71,073人 ▲3,919人(5.2%)(喜多方市)旧喜多方市 29,391人⇒27,167人 ▲2,224人(7.6%)旧熱塩加納村 2,268人⇒1,956人 ▲312人(13.8%)旧塩川町 8,844人⇒8,864人 +20人(0.2%)旧山都町 2,682人⇒2,325人 ▲357人(13.3%)旧高郷村 1,575人⇒1,348人 ▲227人(14.4%)市全体 44,760人⇒41,660人 ▲3,100人(6.9%)(二本松市)旧二本松市 30,194人⇒27,864人 ▲2,330人(7.7%)旧安達町 11,834人⇒11,566人 ▲268人(2.3%)旧岩代町 5,966人⇒5,015人 ▲955人(16.0%)旧東和町 5,563人⇒4,793人 ▲770人(13.8%)市全体 53,557人⇒49,234人 ▲4,323人(8.1%)(田村市)旧滝根町 4,192人⇒3,735人 ▲457人(10.9%)旧大越町 4,059人⇒3,608人 ▲451人(11.1%)旧都路村 1,878人⇒1,610人 ▲268人(14.3%)旧常葉町 4,956人⇒4,397人 ▲559人(11.3%)旧船引町 20,084人⇒18,462人 ▲1,622人(8.1%)市全体 35,169人⇒31,812人 ▲3,357人(9.5%)(南相馬市)旧原町市 45,046人⇒41,065人 ▲3,981人(8.8%)旧鹿島町 10,330人⇒9,374人 ▲956人(9.3%)旧小高町 3,629人⇒3,627人 ▲2人(0.1%)市全体 59,005人⇒54,066人 ▲4,939人(8.4%)(伊達市)旧伊達町 11,415人⇒11,686人 +271人(2.4%)旧梁川町 15,530人⇒13,865人 ▲1,665人(10.7%)旧保原町 21,705人⇒20,214人 ▲1,491人(6.9%)旧霊山町 6,601人⇒5,770人 ▲831人(12.6%)旧月舘町 2,989人⇒2,572人 ▲417人(14.0%)市全体 58,240人⇒54,107人 ▲4,133人(7.1%)(本宮市)旧本宮町 22,883人⇒23,098人 +215人(0.9%)旧白沢村 7,353人⇒6,512人 ▲841人(11.4%)市全体 30,236人⇒29,610人 ▲626人(2.1%)(南会津町)旧田島町 9,830人⇒8,718人 ▲1,112人(11.3%)旧舘岩村 1,471人⇒1,263人 ▲208人(14.1%)旧伊南村 1,204人⇒974人 ▲230人(19.1%)旧南郷村 1,946人⇒1,644人 ▲302人(15.5%)町全体 14,451人⇒12,599人 ▲1,852人(12.8%)(会津美里町)旧会津高田町 10,905人⇒9,870人 ▲1,035人(9.5%)旧会津本郷町 4,999人⇒4,648人 ▲351人(7.0%)旧新鶴村 3,110人⇒2,760人 ▲350人(11.3%)町全体 19,014人⇒17,278人 ▲1,736人(9.1%)なんと、旧市町村のうち24ヶ所が、2020年から10%以上の減少です。これ、合併していなかったら、ひょっとして減少幅は抑えられていたのでしょうか? というのも、旧市町村の中でも、喜多方市の旧塩川町、二本松市の旧安達町、伊達市の旧伊達町、本宮市の旧本宮町と、特定の箇所だけ増加していたり減少幅が少なかったりするんですよね。合併後の旧市町村でも優遇された所や冷遇された所が可視化されて、ちょっと嫌な気分になります。あと、旧喜多方市や旧二本松市って、合併していなかったら人口30,000人を下回っていたんですね。旧田島町や旧会津高田町といった「郡の中心」」だった所が人口10,000人を割っていたことも、ちょっとショックです。日本近代全国市町戸口表 国勢調査以前の戸数・人口のパネルデータ [ 奥井 正俊 ]