40年でこんなに差がつくものか?
明日で、東北新幹線が開通してから丸30年になるんですね。早いものだなと思います。新幹線の開通前と開通後とで沿線の都市構造はずいぶん変わったような気がしますが、中でも驚いたのが、仙台市の人口の伸びでした。仙台市の人口(厳密に言うと、現・仙台市域の人口であり統計当時仙台市外であった地域も含みます。他都市の人口も同様)は、1970年の国勢調査で598,950人。この数字は、広島市(798,540人)には遠く及ばず、新潟市(631,923人)、静岡市(681,797人)、浜松市(631,284人)をも下回っていたんです。ところが、東北新幹線の開通が目前に迫った辺りから他都市を一気に抜き去り、広島市に迫る勢いを見せます。以下、1970年から2010年までに行われた国勢調査における人口推移をみると、仙台市 598,950⇒ 709,326⇒ 792,036⇒ 857,335⇒ 918,398⇒ 971,297⇒ 1,008,130⇒1,025,098⇒1,045,903新潟市 631,923⇒ 681,108⇒ 730,733⇒ 759,568⇒ 776,775⇒ 796,456⇒ 808,969⇒ 813,847⇒ 812,192静岡市 681,797⇒ 718,719⇒ 727,260⇒ 737,098⇒ 739,300⇒ 738,674⇒ 729,980⇒ 723,323⇒ 716,328浜松市 631,284⇒ 672,261⇒ 698,982⇒ 728,300⇒ 751,509⇒ 766,832⇒ 786,306⇒ 804,032⇒ 800,912広島市 798,540⇒ 923,588⇒ 992,736⇒1,051,738⇒1,093,707⇒1,117,117⇒ 1,134,134⇒1,154,391⇒1,174,2092010年の段階では先行していた各都市に対して逆に20万人以上の差をつけ、若干ではありますが広島市に迫りつつある情勢なんです。特に気になるのが、ほぼ同時期に上越新幹線が開通した新潟市との対比。新潟市も仙台市のように1980年代の段階で周辺市町村との合併や軌道系交通機関の整備を促進していれば、今とは違った展開が期待できたのかな~と思ったりもします。【ショップ限定エントリーでポイント5倍 鉄道 キーホルダー】東京(とうきょう) 東北新幹線JR東日本駅名キーホルダー【鉄道グッズ/鉄道雑貨】