CAPTAINの航海日記

2002/09/03(火)12:55

高知県のおはなし。

少し遅くなってしまいましたが、明徳義塾高校の選手の皆様、夏の甲子園での優勝、おめでとうございます!しかし何と言うか、普段の大会だったら優勝校を祝福するムードがもうすこしあったものでしたが、この学校の場合、10年前に星陵高校の松井秀喜への5連続敬遠をやらかしたチームというイメージが強いせいか(ちなみに私は、この件については明徳擁護派)、例年よりもやや寂しい優勝報道になったキライがあります。それどころか、日経新聞のコラム(朝日だったら「天声人語」に該当する欄ね)で「優勝にケチをつけるつもりはないが、野球部員のうち高知県出身者が3人」云々と、茶々を入れられる始末。確かにこの学校のやり方には疑問を感じますが、一生懸命頑張った選手が可哀相だなとも思います。それでは、地元高知県での反応はどうだったのかと言うと、昨日偶然に訪れたサイトの掲示板で、高知の方がちょっと面白い意見を述べられていたので、ここに載せてみます。>明徳に限らず、尽誠にしたって、ベンチ入りで県内出身者は2~3人だし、同じようなもんです。あの青森山田なんていう、これ以上ないくらい田舎臭い名前の高校だって、ほとんどヨソ者集団だし。>その意味で、川之江とか鳴門工業にこそ期待していた感も無くはないですが、でも、別に問題視はしてません。て言うか、県外から若い人をたくさん引っ張ってこれているって事は、地域経済にとっては良いことだと思います。それだけ若い人口が増えるんだし、普通は親元から仕送りがあるだろうから、地元にもお金が多少は落ちるし。県外者がいっぱいくるから地元の子が進学できなくて困るなんていうこともないし。>明徳の場合は、最初から人里離れた山頂に建てているから、また事情は異なるかもしれないけど、尽誠なんて、野球に力を入れ始めて強くなってから、随分イメージも良くなったし。>ところで、高知なんて、しょっちゅう優勝しているかと思ったけど、伊野商業※以来やったんですね。なんにしても、嬉しいぞ。まあ、県全体としては祝賀ムードのようです。それは当然のことでしょうが、この意見で面白いなと思ったのは、私立高校が他県の有望な生徒を引っ張ってくることを、その地元が潤うという理由で肯定的に捉えていることです。こういう言い方をするのは高知県の方に大変失礼かとは思いますが、東北の農村でもしばしば見られる「外国人妻」に状況がそっくりで、過疎化にあえぐ地域の切実さみたいなものが、何となく伝わってきます。そう言えば、高知では、今年、国体が開催されるんですよね。「優勝できない開催県になるんではないか」との悲観的な声が地元にもあるようですが、大丈夫。去年、宮城県でさえ優勝できたんですから… 頑張って欲しいなと思います。※伊野商業高校の優勝=1985年のセンバツにて。後にライオンズで活躍した渡辺智男投手を中心に、KKコンビのPL学園を準決勝で破り、勢いに乗って優勝を遂げました。

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