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テーマ:たわごと(26716)
カテゴリ:その他の都道府県の話
今日も休日でした。
暇つぶしに覗いていたのが、こちらの掲示板。茨城県庁をつくば市に移転させようという趣旨だそうです。茨城県庁は1999年に水戸市郊外へと移転新築しているので与太話としか言いようがないのですが、意外に賛成、反対各方面からの食い付きが良いようで、3年超の期間にわたって断続的に書き込みが見られます。 移転賛成論者の意見をまとめると、「つくば市は東京へのアクセスが良い」「過疎化の波をかぶりつつある茨城県内において将来的な発展が見込める数少ない地域。そのうち水戸市の人口も追い抜く」「水戸市は県の北部に偏している」といったところでしょうか。逆に水戸擁護派は、茨城県の歴史的側面(移転論者の多くが茨城県と地縁のないつくば市近辺在住の学生だと踏んでいるようです)や水戸の対県内アクセスの優位性、国策で発展したつくば市の特殊性(茨城県とは切り離して考えるべき)などを挙げて反論しています。 県外から意見するのはどうかと思うけど、福島県民の立場で言えば水戸に残ってくれた方が有難いです。水戸市はつくば市に比べて「対隣県」のアクセスにも優れていますから。少なくとも福島県から見ると、常磐線、水郡線と水戸市に至る鉄道路線が二つもある訳で… 同様に、栃木県とのアクセスだって悪くないし、埼玉県や千葉県とは距離こそつくば市に譲りますが、鉄道や高速道路といったインフラは現時点ではそれほど劣勢とも言えない状況ではないでしょうか(圏央道が全通したら手も足も出なくなるかもしれませんが)。 ただ、人口重心的に水戸市が茨城県域の北に偏していることや、県内において突出した人口規模を有しておらず県全体を束ねきれていないのもまた事実です。従って、鹿行(ろっこう)地域では千葉県と、県西地方では栃木県と、そして県南地方では首都圏との結びつきが強いのも事実。つくば市への移転推進派も対東京のアクセスの良さを移転理由として挙げていたことを考えると、(現県庁舎が老朽化した際の)県庁の行く末は、今後の茨城県が「首都圏志向」でいくのか、それとも「近隣県への全方位外交」でいくのか、その指針次第で趨勢が決まるのではないかと思います。 エムズワン ひとくちやきいも 茨城県産べにあずま使用 (50g) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.15 10:15:27
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