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テーマ:鉄道(21806)
カテゴリ:その他の都道府県の話
昨日の日記で紹介した表は、私にとっても衝撃的なものでした。大目に見ても、輸送密度が1000人/日を下回る路線(あるいは一部区間)は、将来的な廃止議論が避けられないように感じます。
とりあえず、JR東日本の中で2012年度(東日本大震災などでの被災区間は被災前年度)該当区間を抜き出してみると、 (1)津軽線(中小国駅~三厩駅間) 輸送密度173人/日 (2)五能線(東能代駅~五所川原駅間) 輸送密度426人/日 (3)大湊線(野辺地駅~大湊駅間) 輸送密度588人/日 (4)花輪線(好摩駅~荒屋新町駅間) 輸送密度583人/日 (荒屋新町駅~鹿角花輪駅間) 輸送密度142人/日 (鹿角花輪駅~大館駅間) 輸送密度594人/日 (5)八戸線(八戸駅~久慈駅間) 輸送密度998人/日 (6)山田線(盛岡駅~上米内駅間) 輸送密度403人/日※ (上米内駅~宮古駅間) 輸送密度184人/日※ (宮古駅~釜石駅間) 輸送密度693人/日※ (7)岩泉線(茂市駅~岩泉駅間) 輸送密度46人/日☆ (8)釜石線(花巻駅~釜石駅間) 輸送密度901人/日 (9)北上線(北上駅~ほっとゆだ駅間) 輸送密度578人/日 (ほっとゆだ駅~横手駅間) 輸送密度152人/日 (10)大船渡線(一ノ関駅~気仙沼駅間) 輸送密度946人/日 (気仙沼駅~盛駅間) 輸送密度426人/日※ (11)気仙沼線(前谷地駅~柳津駅間) 輸送密度696人/日※ (柳津駅~気仙沼駅間) 輸送密度839人/日※ (12)陸羽東線(鳴子温泉駅~最上駅間) 輸送密度103人/日 (最上駅~新庄駅間) 輸送密度476人/日 (13)陸羽西線(新庄駅~余目駅間) 輸送密度403人/日 (14)米坂線(米沢駅~小国駅間) 輸送密度553人/日 (小国駅~坂町駅間) 輸送密度193人/日 (15)水郡線(常陸大子駅~磐城塙駅間) 輸送密度262人/日 (16)磐越東線(いわき駅~小野新町駅間) 輸送密度420人/日 (17)磐越西線(喜多方駅~五泉駅間) 輸送密度508人/日 (18)只見線(会津坂下駅~会津川口駅間) 輸送密度279人/日※ (会津川口駅~只見駅間) 輸送密度49人/日※ (只見駅~小出駅間) 輸送密度147人/日※ (19)上越線(越後湯沢駅~ガーラ湯沢駅間) 輸送密度982人/日 (20)吾妻線(長野原草津口駅~大前駅間) 輸送密度578人/日 (21)久留里線(久留里駅~上総亀山駅間) 輸送密度245人/日 (22)飯山線(戸狩野沢温泉駅~津南駅間) 輸送密度170人/日 (津南駅~越後川口駅間) 輸送密度453人/日 (23)越後線(柏崎駅~吉田駅間) 輸送密度935人/日 (24)弥彦線(弥彦駅~吉田駅間) 輸送密度564人/日 (25)中央本線(辰野駅~小野駅~塩尻駅間) 輸送密度626人/日 (26)大糸線(信濃大町駅~南小谷駅間) 輸送密度733人/日 ※2010年度の数値 ☆=2009年度の数値 結構ありますね(涙) この中で生き残れそうな区間は、八戸市街を通る八戸線の一部(八戸駅~鮫駅間)、線路区分上は上越線ですが事実上は上越新幹線の枝線となっている越後湯沢駅~ガーラ湯沢駅間ぐらいでしょうか(この区間の存廃は、スキー場の利用状況に左右されるでしょう)。また、現時点で輸送密度が1,000人/日を上回っているものの、水郡線の磐城塙駅~安積永盛駅間(輸送密度1,090人/日)は常陸大子駅~磐城塙駅間が廃止された場合水戸支社管轄の飛び地になってしまうこと、只見線の会津若松駅~会津坂下駅間(輸送密度1,431人/日※)は起点寄りの会津若松駅~西若松駅間に会津鉄道の列車が乗り入れているため数字の見かけ上の輸送密度が上がっていること、飯山線の豊野駅~戸狩野沢温泉駅間(輸送密度1,826人/日)は主要駅で線名の由来にもなっている飯山駅へ2014年に北陸新幹線が乗り入れる関係で将来的な乗客数の減少が見込まれることから、廃止が俎上に上がる可能性があるかもしれません。 本当に、今後が心配になりますね… 【中古】 ローカル線で行く秘湯 SHOTOR TRAVEL/『サライ』編集部(編者),片山虎之介(その他) 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.09.01 13:38:57
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