ＣＡＰＴＡＩＮの航海日記

​昨日もこちらのエントリ、かなりのアクセスがありました。去年のエントリなんで、ちょっと申し訳なく思う次第です。
で、今年の福島大学の合格発表は昨日行われた訳ですが、地元紙の報道によると、各校の合格者は下記の通りになった模様ですね。

橘　　　　昨年49人⇒今年32人(17人減)
福島東　　昨年35人⇒今年23人(12人減)
安積黎明　昨年22人⇒今年30人(８人増)

橘は今年もトップを維持したものの、昨年に比べて大幅に合格者数を減らしています。ついでに言えば、福島東も大幅減。両校ともに昨年の３分の２未満に留まっているのは非常に気になりますね。
両校とも「脱・福島大学」とばかりに多方面の国公立大学に志願者が分散しているのならば、まだ納得がいくんですよ。ただ、今年は、県北トップ校の福島が20人と合格者を増やしているし、会津(13人合格)や磐城(７人合格)といった各地域のトップ校も例年より多い合格者なので、合格ラインが上昇し、橘や福島東から多数の不合格者が出ている可能性も考えられるんです。
首都圏の私立大学の入試が難化し始めたのが一昨年のことでしたか。その流れが地方の国立大学にも及んできたのかな…数年前まで主流だった「ＭＡＲＣＨクラスの私立大学を滑り止めとして受験⇒難関国立大学にチャレンジ」という受験パターンが通用しなくなったため「国立大学の受験ランクを落とす」傾向が、各地域のトップ校で起こり始めているのかもしれません。
そして、割を食ったのが、これまで福島大学の合格者が多かった地域二番手校以下の高校ということでしょうか。安積黎明や郡山(18人合格)はその中でも健闘した方だと思いますが、福島西(７人合格)、郡山東(７人合格)、須賀川桐陽(７人合格)、福島南(５人合格)、葵(４人合格)、磐城桜が丘(３人合格)といった高校が、軒並み苦戦しているように見受けられました。
また、福島大学以外の地方国立大学で同様の現象が起こっているとするならば、特にこの手の大学の合格者を多数輩出してきた橘や福島東にとっては大打撃で、受験戦略見直しの岐路に立たされてしまったと言っても過言ではないように感じます。


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