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テーマ:福島第一原発事故(374)
カテゴリ:東日本大震災
福島第一原発事故に関して東京電力の旧経営陣3人が業務上過失致死傷罪で強制起訴された裁判で、今日、東京地裁で「無罪」の判決がなされました。
まぁ、罪の法的な立証が難しかったということなんでしょうね。被告となった3人は経営者としての責任は感じている訳だし、これ以上の吊し上げはいかがなものかと、ニュースを観ていて感じた次第。 私だって、事故そのものは非常に理不尽なものだと思うし、被災者の皆さんには心から同情するけれども、事故の責任を東京電力と政府にばかり求める風潮には、違和感を覚え続けているんです。 ぶっちゃけて言えば、原発を誘致した福島県庁や、大熊、双葉両町だって、立派な加害者じゃないかなぁ? 自省すべき部分をせずに他人の責任だけを問う姿勢って、なんかアンフェアじゃないかと思うんですよね。佐藤雄平前福島県知事は原発事故に際し「信じていたのに騙された」的な発言をしてましたけど、我々県民も「県政に騙された」部分は間違いなくある訳で… 原発事故から8年半が経過しましたが、その間、福島県の人口は、実に20万人(10%)近くも減少しました。この背景には少子高齢化に伴う自然減もありますけど、福島県という土地柄に嫌気をさして出て行った人も少なくないですし、その流れをなんとか食い止めていくためにも、他人を責めてばかりではなく、地域をより良くするにはどうしたら良いのかというスタンスが、もっと求められてしかるべきだと考えます。 福島第一原発事故の法的責任論 1 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.19 23:56:51
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