CAPTAINの航海日記

2020/05/03(日)08:41

各地域の範囲と特徴(若林区編)

企画モノ(398)

​シリーズ(?)3エントリ目は若林区編です。 ◎新寺・河原町地区…大卒人口率30.0% ・範囲となる町丁 荒町、石垣町、石名坂、五橋(3丁目)、裏柴田町、表柴田町、河原町、木ノ下、穀町、椌木通、三百人町、五十人町、清水小路、新寺、新弓ノ町、畳屋丁、土樋、堰場、成田町、二軒茶屋、西新丁、八軒小路、東新丁、東七番丁、東八番丁、東九番丁、舟丁、保春院前丁、南石切町、南鍛冶町、南小泉(字八軒小路)、南材木町、南染師町、元茶畑、弓ノ町、連坊小路、連坊、六十人町 ・地域内にある大学 東北学院大(五橋キャンパス・2023年開設予定) ・地域の特徴 若林区内で概ね仙台城下町に属していた町丁にて構成。城下町時代の町丁名が多く残っていることも大きな特徴です。ただし、共通項はそのぐらいで、大卒人口率は、地域の西端、青葉区の中央・川内地区に境を接する町丁が最も高く、そこから東遷するに従って漸減しています。この傾向は、地域内のみにとどまらず区内全体を通しても確認できます。 ◎南小泉・若林地区…大卒人口率19.0% ・範囲となる町丁 一本杉町、卸町、白萩町、志波町、遠見塚東、遠見塚、中倉、古城、文化町、南小泉(1~4丁目)、大和町、若林 ・地域内にある大学 なし ・地域の特徴 新寺・河原町地域の東側に位置し、1928年に仙台市に編入された七郷村南小泉地区をベースにした地域です。ただし、交通動線の関係上、原則的に国道4号線仙台バイパスを東側の境界としています。市街化された場所にしては交通インフラが貧弱で地域としての一体感にはやや欠けますが、大卒人口率は各町丁とも10%台半ばから20%台半ばの範囲に収まっており、均質性を有します。 ◎七郷・蒲町地区…大卒人口率14.8% ・範囲となる町丁 荒井、荒浜、荒浜新、卸町東、霞目、蒲町、長喜城、鶴代町、南小泉(字梅木)、六丁目、六丁の目北町、六丁の目中町、六丁の目西町、六丁の目東町、六丁の目西町、六丁の目南町、かすみ町、六丁の目元町、伊在 ・地域内にある大学 なし ・地域の特徴 1941年に仙台市に編入された七郷村の範囲に概ね合致。2015年より仙台市地下鉄東西線が地域内を走るようになりましたが、開通を見越した宅地開発は2010年の時点で積極的に行われていました。ただし、地域北部の卸町東や六丁の目各町が工業に特化した町丁であることを反映してか、近時に宅地開発された地域においても大卒人口率は20%に達せず、やや伸び悩んでいる印象です。 ◎六郷・沖野地区…大卒人口率12.8% ・範囲となる町丁 飯田、井土、今泉、沖野、上飯田、三本塚、下飯田、種次、日辺、藤塚、今泉、六郷、四郎丸 ・地域にある大学 なし ・地域の特徴 1941年に仙台市に編入された六郷村の範囲に概ね合致。交通インフラの整備がとにかく立ち遅れた地域で、国道4号線仙台バイパスが地域の北西端を掠めていることを除けば、4車線以上の一般道路が全くありません。そんな冷遇ぶりは大卒人口率にも影響しており、地域内には15%以上の町丁がない状況です。せめて道路網の整備は一刻も早く進めてもらいたいです。 また、この地域のみならず七郷・蒲町地区にも同じことが言えますが、宮城野区の高砂・仙台港地区と同様に2010年時点では農村漁村の色彩が濃く残っていた沿岸部が、東日本大震災で大きな被害を受けています。被災した町丁の大卒人口率は概ね10%未満と低かったのですが、震災がなければどういう地域に変貌していったのだろう…と想像すると、少し切なくなります。 【中古】 東北学院大学 by AERA AERAムック/教育(その他) 【中古】afb​

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