CAPTAINの航海日記

2022/01/21(金)19:52

いわき市に「高等工業学校」があったら…

福島・宮城の地元ネタ(2265)

前のエントリを書いていてふと思ったのですが、米沢市に官立の高等工業学校があったのにも関わらず、同じ山形県の山形市に(旧制・以下略)山形高校があったんですよね。同じ県に高等教育機関が複数あったことが、今の山形大の学部の充実度や定員の多さに繋がっていると考えると、その当時、福島県(政)は何をやっていたんだ!? との恨み節も出てきます。 特に、現在のいわき市は、100年前は現在の仙台市よりも人口が多かった訳だし、常磐炭鉱の存在で活況を呈していた訳だから、その気になれば高等工業高校の誘致ぐらいできただろう!って思うんですけどね。茨城大工学部の前身である多賀高等工業学校の設置が1939年ですから、それ以前にいわき市内で高等工業学校を誘致していれば、後年の歴史がかなり変わっていたんじゃないかなぁ…と思うのです。 100年前に「平(あるいは石城)高等工業学校」が誘致できていたならば、戦後は恐らく福島大の(理)工学部となり、福島県内における理工研究の先進地となっていたはずです。そう考えると、100年前の福島県政や石城郡政がそこまで考えが及ばなかったことに対して、もう少し先見性があったらなぁ…と思ったりもする訳です。 でもまぁ、私が書いている戯言も、100年後には「なんだこいつ、バカなこと言ってらぁ」と嘲笑の対象になっている可能性は十分にある訳でして(苦笑)「過去の(歴史的)判断を後年の価値観で裁く」という歴史の重みを、このエントリを書きつつ一応感じている次第です。 ​帝国憲法期の入学と就職 官立高等工業学校16 718人の内・外地での移動[本/雑誌] / 田村幸男/著​

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