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テーマ:高校野球(3719)
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
昨日行われた高校野球準決勝の東北ダービー、仙台育英が18ー4と聖光学院を圧倒して大勝しましたね。福島県側の大方の反応としては「準決勝では思わぬ大差がついたけど日大三、横浜、敦賀気比と優勝経験のある3校を撃破したのは立派。胸を張って福島に帰って欲しい」というものではありました。
が、個人的には、負けた相手と負け方が非常に悪かったと思っています。どこかのご老人みたいに福島県勢最高成績を挙げた1971年準優勝の磐城を引き合いに出しますけど、磐城って、宮城県代表を倒し、東北地区代表として甲子園に出場しているんですよね。だから、今年の聖光学院は、1971年のようなシステムであれば甲子園にすら出場できていなかったという話になってしまうんです。敗れても僅差であればまだ良かったのですが、予選だったら5回コールドが宣告されてもおかしくない大差ではちょっとねぇ…優勝経験のある高校に勝ったって、隣の県の高校にこの体たらくでは、正直先が思いやられます。 そうそう、「聖光学院は1回戦からの出場で仙台育英は2回戦からの登場だったから選手の疲労度が違う。不平等だ」なんて声も耳にしますが、だからこそ、そう遠くない将来に出場校数が現行の49校からセンバツと同じ32校に減らされる可能性も、考えておいた方が良いとも思います。そもそも我が国は少子化まっしぐら。高校数だって減少の一方だし、このまま1県1代表制が未来永劫維持されるなんて思わない方がいいです。休養日やピッチャーの球数制限、タイブレーク制度の設定など、主催者サイドもここ数年改革を進めていますし、出場校数の変更に手をつける可能性も決してゼロではないと考えます。先日「Number」でこんな記事が出ていましたけど、そもそも鳥取県のような小県でも代表枠が一つ確保されているからこそ「2000年以降にわずか3勝」という問題が起こる現状があるのではないでしょうか? となると、1972年まで実施されていた東北地区大会が復活する可能性も無きにしも非ずだし、そうなれば宮城県勢と福島県勢との過去の対戦データとして昨日の結果がほぼ確実に引き合いに出されます。今回の聖光学院の敗戦は、長い目で見ると、福島県の高校野球に対して悪影響を残してしまったと言っても、決して過言ではないと思います。 ![]() CD 交響的詩曲「地獄変」良香の思い出/福島県立磐城高校 / ブレーン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.08.21 12:48:37
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