2023/01/12(木)11:54
では、福島県の南西側の人口動態は?
昨日のエントリで東北地方の人口動態について書いたのですが、東北6県全体の今年12月1日現在の推計人口も、
東北6県 8,410,970人(2020年国勢調査比200,225人(2.3%)減)
と、かなり減っていることがわかります。そしてこの人口は、福島県と南西で境を接する茨城、栃木、群馬、新潟4県の人口よりも40万ほど少ないものとなっています。
南西4県 8,806,997人(2020年国勢調査比133,540人(1.5%)減)
ここまで差がついているとは、ちょっと想像していませんでした。
ただし、南西4県も全県で人口が減少しています。詳細は以下の通り。
茨城県 2,839,485人(2020年国勢調査比27,524人(1.0%)減)
栃木県 1,906,931人(2020年国勢調査比26,215人(1.4%)減)
群馬県 1,911,320人(2020年国勢調査比27,790人(1.5%)減)
新潟県 2,149,261人(2020年国勢調査比52,011人(2.4%)減)
茨城県の人口減少幅が少ないですね。これは、主要都市の人口動態を調べると、ある程度その背景が伺えます。とりあえず、人口の多い順に10市紹介。
新潟市 777,900人(2020年国勢調査比11,375人(1.4%)減)
宇都宮市 515,141人(2020年国勢調査比3,616人(0.7%)減)
高崎市 370,120人(2020年国勢調査比2,853人(0.8%)減)
前橋市 328,878人(2020年国勢調査比3,271人(1.0%)減)
水戸市 269,478人(2020年国勢調査比1,247人(0.5%)減)
長岡市 261,562人(2020年国勢調査比5,374人(2.0%)減)
つくば市 253,210人(2020年国勢調査比11,554人(4.8%)増)
太田市 221,301人(2020年国勢調査比1,713人(0.8%)減)
伊勢崎市 210,903人(2020年国勢調査比947人(0.4%)減)
上越市 183,564人(2020年国勢調査比4,483人(2.4%)減)
なんと、つくば市が一人勝ちの様相。国勢調査からの2年ちょっとで1万人以上も人口を伸ばしています。このペースで人口を伸ばし続けていくと、来年末には水戸市を追い抜き、茨城県内で最も人口の多い都市に躍り出る可能性があります。
一方、元気がないのが新潟県。政令指定都市の新潟市が1%以上の人口減少率を記録している他、長岡、上越の両市も2%以上の人口減少率と、都市部の人口の減少ぶりが目につく形です。
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