CAPTAINの航海日記

2024/04/27(土)06:53

都道府県の合併ですか…

その他の都道府県の話(936)

うちのリンク先の七詩さんが消滅自治体の前に県の統廃合というエントリを書かれていて、興味深く拝見しました。今回の消滅可能性自治体の公表は市町村にスポットが当てられている一方で、都道府県全体としての消滅可能性には驚くほど報道が無頓着なんですよね。考えてみれば、秋田県なんかどう考えても県全体として「消滅可能性県」としか思えないのですが… その都道府県なんですが、国立社会保障・人口問題研究所から将来推計人口が既に公表されていて、それによると2050年では実に21県で人口が100万人を割り込むとの予測。これまで各県に行政施設や国立大を整備してきた我が国ですが、これだけ小規模な県が増えてしまうと諸施設の整理統合の必要性が議論される可能性は極めて高いと考えます。2010年以前に地域の自立を軸足に置いた道州制(≒都道府県再編)が議論された経緯はありますけど、今後は行政の維持の限界という後ろ向きな理由から府県統合が語れらるのではないか…と。 各都道府県の2050年の予測人口を見た限りだと、僭越ながら下記のような統合パターンは考えられてしかるべきかな…と思います。あくまで妄想の類です。ご笑覧ください。 ・北海道(382.0万人←2050年の予測人口、以下同様) ・青森県(75.5万人)+岩手県(78.3万人)+秋田県(56.0万人) ・宮城県(183.0万人)+山形県(71.1万人) ・福島県(124.7万人) ・茨城県(224.5万人) ・栃木県(150.2万人) ・群馬県(152.1万人) ・埼玉県(663.4万人) ・千葉県(569.0万人) ・東京都(1,439.9万人)+山梨県(61.2万人) ・神奈川県(852.4万人) ・新潟県(152.5万人) ・富山県(76.2万人)+石川県(89.7万人)+福井県(57.3万人) ・長野県(158.2万人) ・岐阜県(146.8万人) ・静岡県(282.9万人) ・愛知県(667.6万人) ・三重県(134.7万人) ・滋賀県(122.3万人)+京都府(207.6万人) ・大阪府(726.3万人)+奈良県(95.0万人)+和歌山県(63.2万人) ・兵庫県(435.8万人) ・鳥取県(40.6万人)+島根県(49.7万人)+岡山県(151.0万人) ・広島県(223.0万人)+山口県(92.6万人) ・徳島県(48.1万人)+香川県(72.4万人)+愛媛県(94.5万人)+高知県(45.1万人) ・福岡県(447.9万人)+大分県(84.1万人) ・佐賀県(62.1万人)+長崎県(86.9万人) ・熊本県(135.5万人) ・宮崎県(79.7万人)+鹿児島県(117.1万人) ・沖縄県(139.1万人) これで29都道府県ですか。かなり即興的、機械的に分けたので、福井県の嶺南地域のように石川県よりも滋賀県や京都府と一緒になった方が良さげな地域も出たりしますが、いかがでしょうか。 ​地方自治の軌跡と展望 「顔の見える道州制」の提言 [ 昇秀樹 ]

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