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テーマ:鉄道(23037)
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
先日の福島県の地元紙で阿武隈急行関連の記事が大きく掲載されていましたね。宮城県が阿武隈急行について「鉄道維持 BRT化 バス転換」の3パターンで運行本数、所要時間、経費などの試算を行ったというもの。予想されていたことですが、鉄道維持だと経費がかかるが所要時間は短く、BRTやバスはその逆で経費はかからないけど所要時間がかかってしまう…というものでした。 記事を読んで「宮城県は阿武隈急行を廃止したがっているのかな…」という印象を若干受けました。ただ、宮城県の立場からすると、この20年間でくりはら田園鉄道、JR気仙沼線と廃線となった路線があるし、あちらを切り捨てた以上理由なく阿武隈急行を存続させる訳にもいかないんですよね。宮城県は鉄道に対する評価が福島県に比べてシビアだということは、頭に入れておいた方がいいと思います。 記事の感想はネットでも見ることができますが、「宮城県側だけ廃止すればいいんじゃないか」という意見が比較的多いです。実は私もこの意見に同調しかかっていたのですが、最近はちょっと懐疑的だったりします。だって、阿武隈急行には宮城県や県内の沿線市町村も出資している(なんなら、仙台市、名取市、岩沼市といった沿線とは言い難い市町村も出資している)し、宮城県側だけ廃止となればこれらの自治体は当然資本を引き揚げることになりますよね。だとすれば、誰がその穴を埋めるのでしょうか? そう考えると、もし福島県側が阿武隈急行の存続を本気で考えているのであれば、県や福島市、伊達市といった地元自治体の負担増は不可避なんじゃないかと考えます。資本金や毎年の損失を補填する負担金、現在以上の金額を負担できるのかどうか、福島県側も試算して欲しいところですね。福島県政や市町村政に都合の良い記事しか書かない地元紙にはその辺期待できないので、河北新報あたり突っ込んでくれればと… 【中古】 資本金1円でできる株式会社・有限会社のつくり方 大きな初期投資不要 今のうちにアイデアをカタチにし / 山崎 信義 / 明日 [単行本]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.04 09:51:22
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