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テーマ:鉄道(24966)
カテゴリ:その他の都道府県の話
昨日のエントリの続きです。 JR東日本の事業部の区域割は、こちらのサイトの9~11ページに掲載されています。東北地方に本部を設置する事業本部は、青森、盛岡、仙台、秋田、山形、庄内、福島、浜通りの8ヶ所。山形県と福島県だけが2つの事業本部で、あとの4県はほぼ県単位で事業本部が構成されることになります。 で、各事業本部の路線網を眺めていたのですが、仙台事業本部を別にすれば、将来的に見て存続できそうな在来線が各事業本部に2、3路線程度しかないことに気が付きました。以下紹介すると、 青森事業本部……奥羽本線弘前~青森間 津軽線青森~蟹田間(ただし、貨物専用路線として) 八戸線八戸~鮫間 盛岡事業本部……東北本線油島~盛岡間 田沢湖線盛岡~赤渕間 秋田事業本部……奥羽本線大曲~秋田~追分間 田沢湖線田沢湖~大曲間 羽越本線新屋~秋田間 山形事業本部……奥羽本線板谷~新庄間 左沢線北山形~寒河江間 仙山線面白山高原~羽前千歳間 庄内事業本部……なし 福島事業本部……東北本線白坂~貝田間 奥羽本線福島~庭坂間 磐越西線郡山~会津若松間 浜通り事業本部…常磐線勿来~新地間 大丈夫と言えそうな路線は、正直言ってこのぐらいしかありません。 奥羽本線の秋田青森県境区間や羽越本線がない!? そうです。これらの路線は将来的に見て廃線になる可能性が高い路線だと、個人的には考えています。旅客需要は既に廃線レベルまで低下しているし、頼みの綱の貨物輸送だって、貨物需要の減少に伴う列車運行の縮小や廃止は十分にあり得ます。貨物列車の運行が途絶えたら、これらの路線の命運は尽きます。 また、磐越西線は、比較的輸送密度が高い郡山~会津若松間こそ存続できるとみていますが、安泰とは言えないでしょう。そもそも会津地域の人口減少状況は秋田県の平均よりも酷いし、それでいてこの区間は変に高速バスの運行本数が多かったりするから、そのうち「鉄道と高速バスの仁義なき生き残り決戦」に突入する可能性が考えられます。 福島事業本部は現行の東北本部福島支店が所在する福島市に設置される可能性が高いと思われますが、郡山周辺や会津地域に廃線を検討されそうな路線が複数ある(水戸事業本部管轄の水郡線も危険水域)ことを考えると、郡山市に設置した方が沿線地域との協議がスムーズに進むかもしれませんね。 ![]() KATO Nゲージ HB-E300系 「SATONO」 2両セット 10-1918 鉄道模型 ディーゼルカー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.05.13 06:12:19
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